検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:2,800 hit

02 ページ2

「Aは頼ったり甘えたりするより、される方があってるんだって!」

『えーー』

「考えてみてよ、可愛い年下の男だったら、向こうが頼ってきたり甘えても許せるし、案外頼りがいがある所とか見えるとおっ!ってポイントあがりそうだし…」

葵の年下推しは止まらない

「それに!うちらの年齢で年上って思うと、優良物件なんて殆ど残ってないよ!!」

あぁ…うん。
それは概ね納得だわ…

『でもさー、そんな出会いなんてないよ?』

「マッチングアプリがあるじゃん!」

『マッチングアプリーー!?やだよ!なんかヤダ!!』

「なんで?手っ取り早いし、今どきの出会い方じゃん!」

『そんな今どきな人じゃないんですー!』


空いたお皿をまとめてテーブルの隅に寄せながら
正直そんなに必死に出会い求めてる訳でもないしって思っている私に反して

「ちょっと会社の後輩に聞いてみるわ!こないだ彼氏ができてアプリで出会ったって言ってたし!!」

と葵はノリノリだった

家に着く頃葵から入ったLINEには
アプリのURLとFIGHT!!って書かれたスタンプ…いや、やらないよ?

と、思いつつとりあえずアプリを開いてみた

自分のプロフィールとか好きなタイプとか入力してって…なんかもう既に面倒くさい

ポイッとスマホを投げ出して
ため息を1つ

年下か…

いや、やっぱりないわ

そう簡単に長年の好みなんて変わる訳ない

そう思っていた

ましてや、弟と同じ歳の弟の友達なんて
有り得るはずなんてなかった

なのに、私は再び出会ってしまった

私が想像してたより

はるかに

大人っぽく、カッコ良く成長した

25歳の岸くんに

03→←01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Riri | 作成日時:2021年4月17日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。