あの子のことしか…【地縛少年花子くん】

好きだから〜（名前）side〜 ページ23

花子くんが私の周りを飛ぶ蝶達に向かって石を投げる









かからないように服で防ぐが蝶達は当たって消えてしまった









百足の尻尾が動き回る花子くんに向かって攻撃する









「だけど、、、」









避けながら更に口を開く花子くん









「その願いだけは…」









『！』









気づいたら花子くんは宙を舞ってこちらを見ていた









そして、、









「ちょっと叶えてあげられないな！！」









足で弧を描くように百足に攻撃した









その衝撃で頭から落ちそうになる私









ガッ









ダンッ









花子くんに腕を掴まれそのまま床に押し倒される









私の上に跨がりながら息を吐いていた









なんで、、、









花子くんが、、、そこまでして、、









『……………どうして？』









私を引き止めるのかがわからない、、









私は花子くんを見つめる









「どーしてって……そんなの…」









花子くんがジッと私を見て言い放った









「…君の事が好きだから」









真っ直ぐ私を見て言う花子くんに









私は息が止まり、目を見開いてみかえした









私の事、、、









そうだったんだ、、、









『…そっか』









私はゆっくりと花子くんの頬に手を伸ばし掴む









そして自ら顔を近づける









刹那、２人の顔が重なった









花子くんは目を見開いて私を見る









私はゆっくりと言った









『…だったら』









ドスッ









「！！！？？」









『もう私の事、好きでいてくれなくていいよ』

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8

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