赤の他人なんて関係じゃ片付けられない事態が起こりました【ハイキュー!!】 (ページ4)

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3・国見君ページ4

－時は戻り現在－

言葉にならない。恥ずかしすぎてまた倒れそうだ。

「…すいません」

顔を真赤にさせて急いでスカートを治すと、男の子から謝られた。

『えーと！熱中症だったんだよね！急いで氷用意するから座ってて！！』

恥ずかしすぎて早口で話して冷蔵庫へと向かう

『はあ、』

息を整えて赤い顔くなっているであろう顔を直そうとする。

『とりあえず、氷とスポドリ…』

氷をビニル袋に入れてスポドリを持って男の子のもとへ向かう。

『はい、これ飲んで、氷は首に当てといてね』

何事もなかったかのように渡す。平常心…平常心…

「…ファーストキス、奪われちゃいました」

男の子が悪意なのか、それとも無意識なのか爆弾を落とす。

『私も、ファーストキスを奪われた挙げ句胸を揉まれ下着まで丸見えだったんですけども』

悪意モリモリで返す。羞恥心とかいうもんはない。私は今とても腹が立っている。

「…国見英です。」

え、急に自己紹介的なのされたんですが。

『えっと…志月Aです…』

「志月さんって、多分先輩ですよね」

ナンパ？！ナンパなのかい？！

こんなセクハラ野郎に…？！

『まあ、多分そうですね』

頑張って平常心を保ちながら相槌を打つ。

「なら敬語いりません。」

『え、そう…だね』

急展開すぎて頭がついていけない。

さっきのこと思い出して勝手に照れている自分がいるのが悔しい…

　

「じゃあ、氷もらってきますね」

『あれ、もう大丈夫なの？』

氷を首に当てたまま椅子から立ち上がる国見君。

まだ体調は優れなさそうだが…

「まあ…多分？」

『なんで疑問形…』

「バレー部なので、よかったら今度見に来てください」

やっぱりナンパされてる？