赤の他人なんて関係じゃ片付けられない事態が起こりました【ハイキュー!!】 (ページ2)

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1・遡ること… ページ2

拝啓

保健室の先生こと宮崎先生

私は今、絶体絶命です。

－遡ること5分ほど前－

今日、私は写真部のアルバム作成の為に真夏の土曜日というのに学校へ出向いていた。

『あ゙〜あっづい゙』

「おっさんかよ」

『うっさいわ！』

写真を選んだりプリントしたりしておよそ1時間。

担当の先生から真夏のクーラーすらない教室で黙々と作業しろと言われてからずいぶんと経ち、水筒を忘れた私は汗だくで唸っている。

「汗拭きタオルと水筒忘れたのが悪いじゃん」

『確かにそうだけど…！！』

同じ部活の友達に正論を言われ、あ゙づい゙ーとまたしても唸っているとチカチカしてくる視界。頭が痛くなってきた。

『…あ、やばいかも』

「は？！」

その瞬間

暗転

　

『ん…』

何やらふわふわしたものに囲まれている気がする。

『保健室…』

目が覚めると……体が縮んでしまっていた！

なんてことはなくてフワッフワの保健室のベットに寝かされていた。

「あ、起きた〜？」

周りにあるカーテンを勢いよく開けて現れたのは保健室の先生こと宮崎先生

『え、あ…はい。』

「いやあ、元気そうで良かった！熱中症で倒れたみたいだからお友ちゃんが連れてきてくれたよ！」

『熱中症…』

ほら！あの暑さは良くなかった！！！先生のせいだね！！！

「で、私保健室空けないと行けなくてさ、休憩も兼ねてAちゃんちょっとだけ仕事変わってくれない…？」

担当の先生を恨めしく思っていると、宮崎先生がこちらをキラキラした目で見つめてくる。

って、生徒に仕事押し付けないで！！職務放棄！！

　

いや…？でも先生は他の仕事に回るってことだろう…？その間誰かが大怪我でもしたら！！

想像するだけでも鳥肌があああ！！！

いや、まず先生が仕事で抜けるって決まったわけじゃ…ていうか私アルバム作りあるし！

心で葛藤していると宮崎先生が

「冷蔵庫の中にアイスとジュースあるよ！飲み食いしていいから！！お願いしますう…」

聞き捨てならん…アイスにジュースだと…？！

いや、私はそんなチョロくない…

『喜んでお受けします！！』

まあ熱中症だったし休んでもいいよね。

なんて欲望で埋め尽くされた思考が脳をよぎったので私は保健室で一休みすることにした。