検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:35,459 hit

◇4 ページ9

防波堤のへ先にたって星空を見上げる

『凄い……宇宙の真ん中におるみたいやな』

「ロマンチックやなー」

フッと片方の口の端だけ上げて笑う

ゴロンとその場で寝転んだ廉くんが

「こうやって見るのも最高やで」

そう言うから、私も廉くんの横に並んでゴロンと寝転んでみる

『ほんまや……』

満天の星空も

すぐ近くに寝転ぶ廉くんの横顔も

綺麗すぎて胸がいっぱいになる

少し手を横にずらせば、触れる事ができそうなほど近い廉くんの手

だけど……小指の先すらも動かす事なんてできない


「『あ!流れ星!!』」

2人同時にそう言うと、お互いの顔を見合って笑う

廉くんの顔が近い……恥ずかしくなって再び前を向いて星空を見る

流れ星ってあんな一瞬なんか……願い事3回も唱えるとかなかなか難しいな

『また流れ星見えへんかな……一瞬すぎて願い事無理やった』

「なんかあるん?願い事」

『うん……』

そう言ってジッと星空を見つめる

あ!

咄嗟に目を瞑って3回唱える

「今願い事したん?」

『え?うん。』

「ふーん、目瞑ってもーたらあかんのちゃう?」

あぁ、そう言われたらそうか、流れ星見ながらせんと駄目か……

廉くんがボソッてなんか呟いた
可愛いな……って言ってた気がしたけど気のせいだろう

「なぁ、A」

ん?と廉くんの方に目線だけ向ける

「もっかい、目つむってみ?」

『えーなんで?』

「ええから!」

そう言われて、素直に目を瞑る

唇に暖かくて、柔らかい物が触れる……
ビックリして少し目を開けてみると、そこには廉くんの顔があった

あぁ、流れ星へのお願いってこんなにすぐ叶うんや

唇が離れて、廉くんと目があう

「目、開けてんなやー」

と言っておデコを軽く叩かれた

「さ!流れ星も見れたし。叔母さんら心配しとったらえあかんし帰ろか!」

そう言ってもと来た道を帰る

◇5→←◇3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
306人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Riri(プロフ) - あさひさん» あの岸くんが毎日家にいてくれるだけて最高ですよね!!嫌な事も疲れもふっとぶ、最高の癒しです。ああでもドキドキしてしんどいかもですね…。 (2019年11月8日 16時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - わーい!!!ペット岸くんキターー!!!ありがとうございます!あの岸くんが毎日家にいてくれて手繋ぎながら添い寝なんて天国です! (2019年11月6日 21時) (レス) id: 5879adca7e (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - めぐさん» めぐさん!これは翔でいいんです。元彼の事です。この前の2人の話しSweet emotionを読んでもらえたらより理解頂けると思います! (2019年9月16日 10時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - めぐさん» あ!ごめんなさい!!直しますね!!教えて下さりありがとうございます!! (2019年9月16日 10時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 紫耀が翔になってます(T_T) (2019年9月16日 0時) (レス) id: 9f0f2610df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Riri | 作成日時:2019年5月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。