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1人取り残されたカフェでしばらく呆然とした。
突然の別れに涙もなにも出なかった。

カフェを出で友人に電話する。
彼と別れたと話すと、今からそっちへ行くと言ってくれた。

友人と合流して、話聞くから飲みに行こうと近くの居酒屋に入る、半個室の空間がありがたい。

飲みながら話し始めると、これまでの事が思い出されて泣けてきた。友人は別れの理由が意味わからん!と私の代わりに憤っていた。

普段そんなにお酒を飲むほうではないが、こんな時はお酒の力でも借りて感情を解放したくなる。
すぐに駆けつけて話を聞いてくれた友人にも感謝しかない。

家まで送る と言ってくれたけど、全くの逆方向の友人にそこまでしてもらうのは申し訳なく、大丈夫だから!と言って、駅で別れた。

最寄り駅に着くと、酔いがさっきより回ってきた事に気づく。真っ直ぐ歩いてるつもりが、フラフラと千鳥足になってしまい危険を感じて駅のベンチに座りしばらく休む事にした。

電車が一本、二本とやって来て、過ぎていく…ボンヤリと降りてく人々を眺めていたら、名前を呼ばれる。

「Aちゃん?」

大きな目を更にまん丸にさせて、近づいてくるその子。2年前に大学への進学と同時に1人暮らしをはじめた彼と会うのは久しぶりだ。

『海人?』

私の中のその子は、まだ高校生のあどけないままのイメージしかなくって、一瞬誰かわからなかった。

「何してるの〜?」

ニコニコ笑らいながら聞いてくる。その笑顔は変わらず可愛い。

『ん?ちょっと…休憩…的な?』

「あははー何それ!Aちゃんおばあちゃんみたいじゃん」

『おばあちゃんって…失礼じゃない?』

相変わらずニコニコ笑いながら、帰らないの?って聞かれたから

『今帰ろうとしてた!』

そう言って立ち上がり、一歩踏み出すと、見事によろけてフラフラと海人の腕に捕まる

「え?何??」

『アハハ!ごめん』

さっきより足に来てるな…

『あー私やっぱりもう少し休んで帰るわー』

「Aちゃん、酔ってる?」

海人の綺麗な顔がグッと近く。
ほんとしばらく見ない間に男っぽくなったな…

ベンチにもう一度座ると、ちょっと待っててと言って海人はホームの先の方へ歩きだした。

戻ってくると、手にお水とスポーツドリンクを持っていて、どっち?と差し出してくれた。

じゃぁ、とお水に手にとる。

『ありがとう』

丁度欲しいと思ってた。キャップを開けようとしたけど、力が上手く入らず開けれなかった。

*3→←君をずっと 〜Kaito.T *1



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Riri(プロフ) - あさひさん» あの岸くんが毎日家にいてくれるだけて最高ですよね!!嫌な事も疲れもふっとぶ、最高の癒しです。ああでもドキドキしてしんどいかもですね…。 (2019年11月8日 16時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - わーい!!!ペット岸くんキターー!!!ありがとうございます!あの岸くんが毎日家にいてくれて手繋ぎながら添い寝なんて天国です! (2019年11月6日 21時) (レス) id: 5879adca7e (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - めぐさん» めぐさん!これは翔でいいんです。元彼の事です。この前の2人の話しSweet emotionを読んでもらえたらより理解頂けると思います! (2019年9月16日 10時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - めぐさん» あ!ごめんなさい!!直しますね!!教えて下さりありがとうございます!! (2019年9月16日 10時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 紫耀が翔になってます(T_T) (2019年9月16日 0時) (レス) id: 9f0f2610df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Riri | 作成日時:2019年5月10日 0時

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