Love Train 2 (Shota.Y)

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side K









淳太の見せてくれたタブレットには、犯人らしき人たちが映っていたらしくて。

隣のAちゃん、それから神ちゃんも一気に顔が青ざめていった。









小「Aちゃん、大丈夫？」

安「A？やっぱ今日はやめとこか？」

「ううん、大丈夫。……でもなんで、」

神「うん。なんで淳太がこの映像もってんの」

中「ちょっと知り合いに警察おってな。この店の防犯カメラ見せてもらってん」

小「さすが中間財閥…」

中「そんなん、大したもんちゃうで」

安「それよりもこっからどうすんねん。この映像だけやと犯人捕まえられへんやん」









確かに。この人達がこの店にいた証拠にはなるけど

でも、どこのどいつか特定できたわけではない。









錦「それなんやけど章ちゃんに前電話したやん？」

安「ちょーっと進展したってやつ？」

錦「おん、それ。あんな、神山はええって言ったけど一応タレントが怪我してるっちゅー事でジャニーさんに報告したんよ。」

安「それで？」

錦「とりあえずAちゃんの事は伏せて、まあ一般人巻き込むわけにはいかないからな。極秘で捜査してもらってんねんか」

「え！」

錦「それでな。この前犯人らしき人たちを特定できたから任意でひっぱったらしいねん」

小「……それで、どうなったんですか？」









錦「それがな、」

中「亡くなったんですよね。1人」

錦「……そう。」









は？どういうこっちゃ。

意味わからんねんけど。









「ど、ゆう……ことですか？」

錦「ん。あんな……犯人は２人いて。暴行を加えたのは認めたんよ、捕まったらしいねんけど実は１人が大病を患っていたらしくて」

神「ムショの中で亡くなったって…ことですか？」

錦「そう。何でこの事件を起こしたか理由を聞く前に、な」

「そんな…」

安「でも、もうひとりおるやんな？そいつに聞けば…」

錦「うん。そいつに聞いてみたねんて、そしたら。亡くなったヤツがな余命宣告されたばっかりでお先真っ暗だったみたいでリア充してるAちゃんや俺らがキラキラして見えたんやって。それで酒の力も借りて、手を出してしまったらしい。まさか男のほうがタレントだとは思わなかったらしいけどな」

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