Love Train 2 (Shota.Y) (ページ30)

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王子様になりきった章大から受け取ったのは小さな小箱。

え、これってもしかして……

指輪…じゃなくて電子マネー？

「電子マネー？」

安「おん、俺のマンションな電子マネーでも入れるようになってん。」

「そうなの？」

安「おん、俺もさツアーとかで数ヶ月とか家開けることあるかもしれへんのよ。」

「うん」

安「やけど家にAがいてくれたら仕事も頑張れるし、なんてたってずっと一緒におりたい。…やから一緒に住も？」

ニッコニコの笑顔で首を傾げながら聞いてくる、あなたは天使ですか……？

そんな事より！どうしよう。

「え、どうしよ。めっちゃ嬉しい！」

安「ほんまあ？」

「もうすぐにでも引っ越してきたい！」

安「あー、でもAこっち越してきたばかりやんな？」

「今の家、会社からの紹介だから店長に言ってみるよ」

安「ん、」

「うわー、楽しみー！」

安「ほんまやな。俺もツアーとかで家空けることあると思うけど大丈夫？」

「それは大丈夫。いつも1年に数回会えてたのに今はほぼ毎日会ってるから贅沢言ってらんないよ。eighterに元気をあげてきて。」

安「っもう。A好き！」

「ふふ、あたしも好き！」

安「もっと甘えてもええんやからな？」

「うん、ありがと」

＊＊＊

？「あのー、お取り込み中すいませーん」

安「っ！誰や！」

錦「おれやー。」

「え！亮ちゃん？」

錦「いやー、ピンポン押したんやけどな。返事なかったから入ってきてしもた」

安「あー、ごめんやで。」

「·····どっから聞いてた？」

錦「Aちゃんが章ちゃんからプレゼントもらったぐらいから」

「結構最初っから·····(笑)」

錦「ごめんごめん！ほんっまに聞くつもりなかってんよ。でもふたりの世界に入ってしもてたから声かけずらくって」

安「まーええわ。·····で？どしたん？」

錦「あー、そうそう。ツアーグッズのデザイン、章ちゃんできひん？」

安「え！やりたい！」

錦「そうやと思って、もう話は通しておいたで」

安「りょーおー！」

錦「んもう。ひっつくなやー」

＊＊＊