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side Y
…A、震えてる?
できれば神山やなくて俺がAの隣におりたいんやけど…
ま、しょうがないやんな
大「ん、と俺もお腹すきすぎてあんま憶えてないねんけど、確かトイレ行ったんよな?」
「はい…」
安「それまで俺と一緒にいたんよ。」
「はい、錦戸さんがいる部屋まで章ちゃんと手、繋ぎながら行って」
大「手繋いだん!?」
つっこむとこソコなんや(笑)
手ぇ繋いだって聞いてビックリしてビール倒して慌ててるし
(まだ空けてなかったんや)
安「大倉、落ち着け」
大「ん、ごめん。アルコールなしじゃ聞けへんわ」
安「まーな。ほんでトイレ行ってくる言うてたからすぐ戻ってくるなー思って俺は亮のお世話に回ったんよ」
大「その間は何があったん?」
「……酔っぱらいの人たち3、4人ぐらいいて、怖いなーって思いながらトイレ済まして」
安「おん」
その時点でこわいよなー、
「トイレから出たらまだいて。通りすぎようとしたら声かけられて…」
安「おん…」
「…………」
神「あの後俺もトイレ行ったやないですか。俺もトイレ済まして出たらAちゃん、動けずにトイレの壁にもたれて倒れてました。」
安「A、大丈夫?」
「………ぅ、(涙)」
また思い出しちゃったかな、
こりゃ犯人早めに捕まえて貰わんと!
安「、大倉あったかいもん作ってきてや」
大「…おん、」
神「Aちゃん、大丈夫やから。」
「……ん、それでっ。シカトして通りすぎようと、したらー…」
ーコトン、
大「ほい、しょうが湯やで。黒糖も入ってるからあったまるで」
「ありがと…ございます」
安「これ飲んでちょっと落ち着こな?」
大倉が作ってくれたしょうが湯でちょっと落ち着いてきた。
「それで、何か怒りだして。あたしも早く章ちゃんの元に行きたかったから」
安「お、おん///」
やばい、それシンプルにめっちゃ嬉しいわ。
「1人の男の大事なとこ蹴ってやったの。」
大「痛ッ!」
安「A、怖ッ!」
「だってムカついたんだもん!」
え、うそ。
この子怒らせたらあかんな。
ふわふわしてるようでめっちゃ怖いやん。
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作者名:ゆーちゃん | 作成日時:2019年1月18日 12時