「怖い」「寂しい」「愛されたい」ーJUMPー (ページ10)

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10話ページ10

光「っ、！あの！

お、れ、つくる？

よ、るごはん」

やばい！

タメ語になっちったよっ！！

伊「へぇーっ

八乙女くんってご飯作れるんだぁ！」

雄「うぉっ！

まじ？

お願いしてもいい？」

タメ語でも大丈夫そう！

光「は、いっ！」

雄「あっ。

その子ソファーに寝せといていいよ。」

光「ぁり、がとっ！」

俺は冷蔵庫にあるもので

ご飯を作った。

あれ？

この料理はお母さんが

機嫌のいい日に作ってくれてた料理と同じだった。

機嫌の悪い日は俺が料理係。

俺の料理は不味いみたいでいつも食べ終わったあと

色んなことをされた。

それが俺は嫌だった。

光「はい。出来ました。

こいつ、起きるまでこのままにしててもらっていいですか？」

雄「いいよっ、」

光「すいません。

ありがとうございます。」

雄「うぉっ、うまそ！」

つくったのはオムライス。

だって、その材料しかなかったんだもん。

光「あと、涼介のを抜いて

ふたり分くらいのこってるんで

よかったらどうぞ。」

無意識に作りすぎてたんだ。

伊「もうひと皿貰ってもいいかな？」

光「…？

いいけど、」

食べ終わってないのにどうするんだろ。

伊「オムライス大好きなやつが親友にいてさ、

そいつに食べさせてあげたいなぁって。」

そういうことか。納得。

雄「てか、八乙女くん？は

なんで公園にいたの？」

これ、答えなきゃダメかな？

光「あっ、消毒液ありますか？」

雄「…っ？あるよっ」

光「借りてもいいですか？」

雄「はい。どうぞ。」

といって手渡してくれた。

涼介のとこにいくと

光「ごめんね。」

といって

お母さんから傷つけられたところに塗った。

母さんは自分の遊び道具(子供)の

二の腕につめで深い傷をつける。

それを俺はこの目で何回も見た。

今日涼介はその傷をつけられたみたいで服が血で滲んでる。

俺は持ってきたバックから

包帯をとりだして涼介に巻いた。

すると涼介が目覚めた。