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それは今でも変わらない。
大光やこんぴのキワどい冗談を間に受ける俺を、笑い飛ばしてくれる。
石頭で融通が効かない俺を、いつもフォローしてくれる。
俺にとっての嶺亜は、メンバーで仲間。だけど友達っていうよりはどこか憧れの人のような気持ちが近いのかもしれない。
最近ようやく対等な関係になれたと思っているけど、
心の中では初めて会った頃のヒーローみたいな嶺亜の姿を引きずってる。
だけど目の前にいる酔っぱらいの嶺亜は、ぽやぽやしてふわふわして。
いつもは見せない隙だらけで、すごくかわいい。
このまま連れて帰って俺だけのモノにしたい。
よからぬ妄想がムクムクと湧いてくるけど、さすがに酔っぱらってる時にそんな事するのは最悪だ。
「キスしてやろうかって！」
ちょっと怒ったようにさっきと同じセリフを言う嶺亜。
あー困ったな。この酔っぱらい。
もしかして嶺亜ってキス魔なの？
「遠慮しとくよ‥」
力無く呟きながらもう一回水の入ったグラスを嶺亜に握らせようとしたけど、また突き返された。
「んー。じゃあ、こっち」
あぐらをかいていた俺の膝にポスッと音を立てて頭を乗せて、そのまま嶺亜は眠ってしまった。
ドキドキして多分真っ赤になってる俺を残して。
「足痺れたなー」
呟く俺の声は嶺亜の夢の中に届いてなさそうだった。
次の日はオフだったけど、嶺亜からは
『二日酔い』
ひとことだけLINEが来た。
『大丈夫？』
『良くなった？』
俺からの質問は、既読になっただけだった。
キスしてやろうか、って言ったの覚えてるかな？
聞きたいけどもちろんそんな勇気は無い。
次の日レッスンで会った嶺亜はなんだか機嫌が悪い。
あれ？まだ具合悪い？
帰り際にも声かけるけど、冷たくあしらわれる。
「嶺亜？送ってく‥」
言いかけてギロッと見られて怯んだ。
綺麗な顔で凄まれると迫力あるなー。
そんな事呑気に思っていたら
「鈍感過ぎてイライラする」
溜息つかれた。
？俺何かした？
頭の中に？？？がいっぱい浮かんで首を傾げているとまた睨まれる。
嶺亜？
「‥なぁ、どうやったら気づくワケ？無理矢理ヤったら流石にわかる？」
「‥？？？」
嶺亜がキレてる意味がわからなくて一生懸命考えたけど、答えが出てこない。
「‥もういい」
ワザとらしく大きな溜息ついた嶺亜に置き去りにされた。
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りぷる(プロフ) - 靴下さん» コメントありがとうございます！励みになります！素敵な感想を書いてくださってとでも嬉しくなりました。拙いお話ですが、またお読みいただけると嬉しいです。 (2022年1月6日 5時) (
レス) @page39 id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
靴下 - 素敵なお話ありがとうございます！特に赤緑の、お互いへの信頼感がつくる2人だけの世界が大好きです！虹色mixの、それぞれの関係性と個性の違いをよく考えられていて6人がもっと好きになりました！更新楽しみにしております！ (2022年1月6日 2時) (レス) @page42 id: 1eafe779d8 (このIDを非表示/違反報告)
りぷる(プロフ) - 名無しさん» 名無しさん♡ コメントありがとうございます！ いつも本当に励みになります。かわいいって言ってもらえて嬉しいです。名無しさんも更新楽しみにしてます！ (2021年11月22日 2時) (レス) id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！主さんの書かれる緑くんがとってもかわいいです❤︎ (2021年11月21日 23時) (レス) id: 0ca7a49390 (このIDを非表示/違反報告)
りぷる(プロフ) - 名無しさん» 名無しさん！いつもコメントくださってありがとうございます（╹◡╹）♡ とっても嬉しいです！名無しさんの更新もいつも楽しみです！ (2021年11月11日 20時) (レス) id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2021年11月6日 21時
