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ライブオーラス、メンバーだけの打ち上げの帰り。
グラス一杯で潰れた克樹を送るのを、当然のように他のメンバーに押し付けられた。
「自分より重いヤツ、一人で担げっかよ！」
文句をいいながら肩を貸すと、昔よりずいぶん軽くなった事に驚く。
なんだか胸が詰まった。
「れいあ‥」
うわごとのように呟く克樹に
「どした」
呟いて返すと
「好きだよ‥」
泣きながら言われた。
「お前、シラフの時言えよ」
何故だかムカついて怒ってしまう。
「ごめん‥」
またグズグズと泣いていた。
それから克樹はぽつりぽつりと話し始めた。
自分もずっと嶺亜が好きだった。
嶺亜に付き合おっか、って言われて嬉しかったけど、自分の存在が嶺亜の足を引っ張るんじゃないかと心配になった。
身を引いたと思っていたけど、やっぱり気持ちを断ち切れない、
苦しい、と。
「バッカだね、お前。相変わらず。
頭でっかちのバカ。
足引っ張るかどうかなんてどうして決めつけんの？
上手くやれるだろ？俺らなら。見くびんなって」
説教してるんだか告白してるんだか、わからなくなってきた。
でも、これが俺にとっての精一杯の愛の言葉。
「嶺亜‥」
うるうると俺を呼ぶ。
キスしてこようとしたけど、
「シラフの時にね」
さっと避けてやったら、ようやく笑った。
「特別手だけは繋いでやる」
手を取り扱って、二人ゆっくりと歩いた。
「お前、泣いてばっかだな。先が思いやられるなー」
茶化して笑った隙に、キスされた。
「シラフの時にって言ったのに！」
軽くお腹にパンチしたら
イタズラっぽく笑ってた。
あれ？俺結構克樹に振り回されてんな？
気付いたけど、
「ま、いっか」
心の中で呟いて、また手を繋いでゆっくり帰った。
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りぷる(プロフ) - 名無しさん» 名無し様。いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます！お互い更新頑張りましょう！ (2021年8月14日 0時) (
レス) id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - りぷるさん» ええ！！まさかりぷる様が見てくださるとは……めちゃくちゃ嬉しいです泣 お互い更新頑張りましょうね！ (2021年8月13日 23時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
りぷる(プロフ) - はじめまして！素敵なメッセージありがとうございます！名無しさんのファンなのでコメント光栄です！こちらこそ参考にさせていただいてます！新参者ですので色々教えてください！こちらも更新楽しみにしてます！ (2021年8月12日 23時) (レス) id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - はじめまして。検索をかけたらりぷる様の作品がヒットして全部読み漁りました笑 個人的に白緑が好きなのでめちゃくちゃ嬉しいです。文章とか作品の書き手(?)としてすっごい参考になります。無理せず更新なさってくださいね。楽しみにしてます！(^^) (2021年8月12日 21時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
りぷる(プロフ) - はじめまして！素敵なコメントありがとございます。初めてコメントいただきましたので、すごく嬉しいです！拙いお話ですが、また更新しますのでお読みいただけると嬉しいです！ (2021年8月12日 11時) (レス) id: 37903b9c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2021年8月7日 21時
