無惨さま、幼女を拾う。 (ページ8)

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幼女が7人ページ8

えっと、私は今何をしているかというと…

｢んー、こっちの方がいいんじゃないかしら？｣

｢ほんとだ！堕姫は本当にセンスがいいねぇ！｣

｢ありがとう童磨さま！｣
※堕姫ちゃんの童磨に対する呼び方イマイチよくわからない。

この二人？二鬼？に着付けされてます…

ー遡ること少し前ー

『はぁ…やることが無い。暇だなぁ。無惨さんには好きに見て回れって言われたし、せっかくだから少し散策しようかな。』

ﾄｺﾄｺ…

こうやって改めて見ると、無限城の中ってすごく広いなぁ。

｢おや、君はA殿じゃないか！｣

ひゃっ！無惨さんの部下さんだ…ど、どうしよう。無惨さん今いないし。

｢今日は無惨さまは一緒じゃないのかい？｣

『は、はい…』

この人？は無惨さんに首斬られちゃった人だ。ちょっと怖い…

｢あら、ならちょうどいいわ。あんたに頼みがあるの。｣

わっ、あの時のすっごく美人さんだ！…な、なんでしょう…無惨さんに近づくな、とかかな？

｢あんた、今からアタシの人形ね！｣

ほぇ？

ー回想終了ー

ということで、なぜかお人形にさせられてます。

｢あんた顔はいいのよねぇ、アタシが認めてるんだから自信もちなさい！｣

『は、はい！』

｢無惨さまが、食料にせずにおそばに置いておくなんてどんな人間かと思ったわ。不細工な人間だったら許さなかった。でもあんた案外かわいい顔してるじゃない。まぁ、そうね。ちんちくりんだから、そういう方面では無惨さまをよろこばすことはまだまだ難しいかもしれないけど、あんたなら無惨さまにきっと大事にしてもらえるわ！｣

『そ、そうですか。』

そういう方面？？よくわからないけど大事にされてるなら痛いことされないってことはわかった。

｢そうよ、今まで無惨さまに近寄ってきた女共は不細工なくせに、ありもしない色気振りまいて必死に無惨さまにアピールして、アタシたちを敵視してたの。おまけに、十二鬼月でもない鬼のくせに上弦であるアタシたちを見下して、まぁそういうやつら、無惨さまはお嫌いだからみんなすぐ〇されたわ。無惨さま自信も嫌がっておられたし。｣

そうなんだ。

｢でも、あんたは違うわ。初対面ですぐわかった。着飾らないし、礼儀正しいし、地味だけど品位があるっていうか。｣

『い、今までの女性たちはどのような方たちだったんですか？』