幼女が13人 ページ14
.
『ふんふ〜ん♪』
今日は無惨さんと、お出かけしてるの！今は夜だけど、昼と違って夜は夜で素敵なお店が沢山あってついつい足を止めちゃう。
『あ、これ。』
綺麗な櫛。
今使ってる櫛だいぶボロボロになっちゃったから新しいの欲しいんだけど…高い。もっと安いの探そうかな。
｢A、どうした？｣
『い、いえ！なんでもないです。』
｢そうか。欲しいものでもあったか？｣
『いえ、大丈夫です！』
｢では、次の店に行くぞ。｣
『はい！』
櫛はまた今度にしよう。
｢…A、買い忘れたものがある。ここで少し待っていろ。｣
『へ？は、はい！』
買い忘れたもの？珍しいなぁ。
｢あの！｣
『っ！は、はい。』
｢わぁ！めっちゃかわいいじゃん！何この子かわいすぎない！？結婚してぇぇぇ！！｣
｢うっせぇぞ！紋逸！おい、おまえ、強いのか！俺と戦え！！｣
えっと…
｢こら善逸！伊之助！止めないか！すまない。少しいいか？｣
『な、なんでしょう。』
知らない男の人たち…怖い。
｢ぁ、怖がらせてしまったかな？すまない、俺は竈門炭治郎、こっちの黄色いのは我妻善逸って言うんだ！この猪の被り物してるのが嘴平伊之助！｣
｢黄色いのってなに！？…我妻善逸だよ、よろしく！｣
｢フン！｣
竈門さん。我妻さん。嘴平さん。
『は、花蜜Aです…よろしくお願いします。』
｢Aちゃんって言うんだぁ！名前まで可愛いなぁ。｣くねくね
な、なんかくねくねしてる。
｢気持ちわりぃなくねくねすんじゃねぇよ。｣
｢なんだと！？｣
｢こら！！…と、本題から逸れてしまった。一つ聞きたい。どうして、君からあの男の匂いがするんだ？｣
へ？匂い？
｢炭治郎、この子なんもわかってないみたいよ？｣
｢っ！そうなのか、こんなに濃い匂いをさせてるからてっきり…いや、でも君は人間だよね？｣
『そ、そうですけど…あの、さっきから仰ってるあの男というのは誰なんですか？』
｢ああ、すまない。鬼舞辻無惨という男だ。知ってるか？｣
えっ？
『(無惨さん？なんでこの人たち無惨さんを知ってるんだろう…この人たちは私を人間かと聞いてきた。無惨さんが人間じゃないことを知ってる人たち？)』
｢っ！知ってるんだね。君はあの男とどういう関係で…｣
『し、知りません。』ﾀﾞｯ
｢あ、ちょっと！｣
｢んだ、あのガキ逃げたぞ？｣
｢ああ。とりあえず、お館様に報告するぞ。｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
李猫(プロフ) - めっちゃくそ面白いです！続き楽しみにしてます。 (2021年3月6日 18時) (
レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：高野豆腐の欠片 | 作成日時：2020年6月13日 0時
