幼女が10人 ページ11
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〜次の日〜
みなさん、助けてください…目の前に大変不機嫌な、恐らくあのとき自己紹介したときにいらっしゃったと思われる、お方がおります。
な、名前は…わかりません。すみません。
「…。」
こ、怖い…さっきからずっと睨まれています。なぜでしょう…
『あ、あの。』
「うるさい。だまれ。」
ぴぇっ!ど、どうしましょう。
「おまえが、無惨さまのお気に入りだと?今回はいったいどういう手を使ったんだ?あの女共の仲間か?何も出来ないガキのくせにあの方にちやほやされていいご身分だな。」
す、すごい罵倒されてます…でも、この方誰なんでしょう…
「いいか、俺は認めない。人間なんてすぐ死んでしまう弱い生き物のくせに。鬼どころかよりによって人間だなんてあの方もなにを考えていらっしゃるのやら…」
うぅ…
『そ、それは…』
「おまえ、俺と闘え。」
えっ?
「俺は女には手を出さん主義だが、それは女は力が弱いからだ。弱いものには手を出す価値もない。しかし、あの方の事をたいして知りもしないくせにあの方から一心に寵愛を受けている人間など、弱者の雑草のくせに生意気だな。虫唾が走る。」
す、すごい言われよう…
「俺が勝ったら二度とあの方に近づくな。この無限城からも出ていけ。わかったな?」
『は、はい。あの、どのように闘えば…』
ドゴッ
ぴぎゃっ!い、いきなり!?
「ほぅ、避けたか。なかなかやるな。」
ドゴッバキッダン
こ、怖い…音が怖い…
「おい、どうした?避けてばかりでは終わらんぞ!」
この方本気です…でも、わたし…怖い…
ーおー、おまえその歳でそんな大きな漬物石を持てるのか!ハッハッハ!大したやつだ!
ーおまえは化け物なんかじゃないさ!かわいい女の子だよ!
ーA!おまえなら大丈夫だ!
師範…
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李猫(プロフ) - めっちゃくそ面白いです!続き楽しみにしてます。 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高野豆腐の欠片 | 作成日時:2020年6月13日 0時