君想い

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♪〜 この時代のチャンピオンさぁ掴めNo.1

…カモン！カモン！カモン！Everybody Go！







イヤホンをして、最初に流れてきた曲がこの曲だった






キスマイGo！ キスマイGo！


心の中でコールしながらルンルン気分で会社を出る


あー！ツアーが待ち遠しい！


昨日もほぼ寝ていないのに、なんだかとても元気だ


案外、自分は単純な女なのかもしれない






脳天気な私は、幸人先輩のお兄さんが働いているバーを思い出し、一人で行ってみることにした。


……ちょっとくらい贅沢してもいいよね？








カランカラン


ドアを開けると可愛らしいベルの音がする






「こんばんは〜！」


幸一「Aちゃん、いらっしゃい。来てくれたんだね。」


「はい！ちょっと今日は贅沢したい気分だったので、笑」


幸一「ありがとう。来てくれて嬉しいよ。あ、今日幸人いる…」




幸一さんは、何かを言いかけて黙ってしまった





「幸人先輩ですか？」



幸一「いや、なんでもないよ。笑」







……？






幸一 「それよりさ…」








幸一さんはとても話し上手で、聞き上手で


なんだか本当のお兄ちゃんみたい、笑


さっき抱いた小さな不審感だってすっかり忘れて、幸一さんと話し込んでしまった






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