なぜ故、こうなった。【鬼滅の刃】

>> 肆 ページ5

？「…きろ…おい…いい加減起きろ！」

刻『はっ！！』

師匠「のうのうと寝ている場合か。時間が無いんだ。しっかりと稽古をつむんだ。」

刻『し、師匠！聞いてください！俺、今の瞑想の中で朧(おぼろ)の呼吸(こきゅう)というのを使って鬼を斬りました！』

師匠「な、なんだとっ！？そうか。お前はやはりその呼吸の使い手になれたか……」

刻『師匠！どういう事ですか！？』

師匠「落ち着いて聞くのじゃよ。この世の中には“鬼”というものが存在する。その鬼を一般市民から守る政府非公認の“鬼殺隊”というのも存在する。」

刻『鬼殺隊…』

師匠「お前は、その鬼殺隊になる為にこの期間稽古していた。何も伝えていなかったな。すまん。」

刻『いえ！師匠のおかげで俺はここまで強くなれました！』

師匠「そうじゃな。そこでじゃ、私はお前に“鬼殺隊”に入って欲しいと思うとる。というのも、お前が先程使った朧の呼吸というのはお前の先代が鬼を斬るときに使っていた技なのじゃ。」

刻『俺の、先代が……』

師匠「お前は鬼殺隊に入る程の実力をもう十分持っておる。心配することは無い。鬼殺隊に入り、たくさんの人を助けるんじゃ。」

刻『……。』

師匠「すぐには答えんでもいい。ゆっくりと 刻『師匠！』

刻『俺は…鬼殺隊に入ります！！』

師匠「A…。そうか。よく決断してくれた。
鬼殺隊になるには最終選別というものを受ける必要がある。その最終選別まであと3ヶ月じゃ。それまで稽古を怠るな。」

刻『はい！』

>> 伍→←>> 参

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す