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"翌日"
昨日の夜、手塚さんから神谷さんが殺されたと聞き、忍と一緒に沙和ちゃんの元へやってきた
A「その刑事さんも笑っていて、やっぱり同じ犯人じゃないかって」
黒島「じゃあ....」
A「沙和ちゃんが監_禁されてた時に部屋にいたのが、その刑事さんだったって言ってたからいろんな可能性が考えられると思う」
黒島「あの時の....」
二階堂「何か、思い出す事ありますか?」
黒島「前にも話した事以外には......すいません」
二階堂「あ、いえ」
・
・
"夜"
いつものように、手塚さんの部屋で鍋をつつく。ここだけの話、手塚さんの鍋を食べるのが1日の小さな楽しみになっている私
二階堂「早苗さんの件は分かりましたが、神谷さんが拷問されていたというのは、防犯カメラからの推測ですよね?」
手塚「そうだね」
二階堂「そして、児島佳世さんの遺体が笑っていたというのは確定要素ですね」
手塚「うん」
A「あと、その紙...」
二階堂「うん」
遺体が笑っていた事や「児島佳世」と書かれた紙の事を含め入力していく忍
手塚「ごめんね。飯食いながらする話じゃないんだけどさ」
二階堂「大丈夫です。どのみち味わって食べてる訳じゃないんで」
A「....」
隣に座る忍を肘で突っつく
手塚「この前、美味しいって言ってくれてたよね?」
二階堂「美味しいですけど、飽きました」
手塚/A「「....」」
私と手塚さんは、なんだコイツというように顔を合わせた。手塚さんはスマホを取り出し、忍が作った、「AI菜奈ちゃん」に話し掛けた
手塚「菜奈ちゃ〜ん。どーやんは嫌なヤツだ」
菜奈《二階堂くんは、すっごくいい人だよ》
A「え?」
手塚「は?何これ。菜奈ちゃんどーやんに会ったことないんだけど。変なプログラミングしたでしょ?」
二階堂「してませんよ。AIが自分で学習したんです」
手塚「ホントかよ?他にもさ、「AIひーちゃん」とか作ってさ、いやらしい事言わせたりしてんじゃない....」
A「ゲホッ!ゴホッ...!」
二階堂「....」
鍋を頬張っていた私は、手塚さんの言葉を聞いてむせてしまった。私とは逆にキッと手塚さんを睨む忍
手塚「ごめんなさい、本人の前で。調子乗りました」
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ひかり(プロフ) - 面白い!どーやん大好きなのて続きまつてます! (2023年5月4日 22時) (レス) @page28 id: b85022f684 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます^^*なるべく更新出来るよう頑張ります! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - この小説大好きです!更新頑張ってください!応援しています! (2020年8月10日 17時) (レス) id: b7e0d5da89 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - ぷっしーさん» コメントありがとうございます^^*時間が無く、中々更新できませんが、今後ともよろしくお願いします!! (2020年8月1日 0時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっしー(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました。更新を楽しみにしてます。頑張ってください。 (2020年7月31日 23時) (レス) id: c013908320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rio* | 作成日時:2020年4月14日 17時