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#56 ページ6

二階堂side



手塚「ひーちゃん、まだ良くならない?」

二階堂「はい。熱はないんですけど、体がダルいって。多分寝不足ですね」







今、手塚さんの部屋で鍋を突っついている。Aが寝込んでるから、今日はいいと断ったがAに行ってこいと言われ、渋々ここに来た








手塚「本当、ごめんね。2人にばっかり無理させて。俺が言うのもなんだけど、無理しないでね」

二階堂「はい」

手塚「....そうだ。あれ、ありがとね。AI菜奈ちゃん。機械だけど、ただの機械じゃなかった」

二階堂「....」

手塚「......俺のせいだけど、最近、ひーちゃんと2人っきりの時間作れてないよね」

二階堂「はい?」

手塚「俺のためにって頑張ってくれるのは凄く嬉しいよ?でも、自分達の時間も大切にして欲しい」








確かに最近、Aとゆっくり過ごす時間がない。まぁ、それも全て、目の前にいる誰かさんのせいなのだが






手塚「どーやんはさ、感情を表に出すのが苦手なのかもしれないけど、それでも、溢れ出てきちゃうのが愛だから」

二階堂「えっ?」

手塚「う〜ん.....どーやんより先にどーやんの愛情が勝手に行動しちゃう感じ。勝手に動こうとする気持ちを、どーやんが抑えちゃ駄目だからね」

二階堂「何の話ですか?」

手塚「最近、2人共色々我慢してるんじゃないかっていう話。たまには、お互いがお互いに甘えてもいいんだからね?」





























その後、部屋に戻って作業を始めようとパソコンの前に座った。しかし、どうもAの事が気がかりで中々手が動かなかった








二階堂「....」








寝室の扉を開け、寝ているAを目にする









2人の時間とか、あまり考えてこなかった。本当にいつも一緒だったから








俺は寝室を離れ、リビングのソファーに寝転んだ。枕にしたクッションから、フッとAの匂いが鼻をくすぐった









二階堂「.....好き」








Aの匂い
Aの料理
Aの笑顔








Aの全てが好き。言い出したらキリがない








俺はそこで考えるのをやめ、そのまま眠りについた

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ひかり(プロフ) - 面白い!どーやん大好きなのて続きまつてます! (2023年5月4日 22時) (レス) @page28 id: b85022f684 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます^^*なるべく更新出来るよう頑張ります! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - この小説大好きです!更新頑張ってください!応援しています! (2020年8月10日 17時) (レス) id: b7e0d5da89 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - ぷっしーさん» コメントありがとうございます^^*時間が無く、中々更新できませんが、今後ともよろしくお願いします!! (2020年8月1日 0時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっしー(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました。更新を楽しみにしてます。頑張ってください。 (2020年7月31日 23時) (レス) id: c013908320 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rio* | 作成日時:2020年4月14日 17時

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