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その後、私達の部屋で忍が作ったというアプリを手塚さんのスマホにインストールした。いつの間に作ってたんだそんな物....
二階堂「元は伴侶を亡くされた高齢者向けに開発されたアプリです」
手塚「え....何?」
二階堂「ですから、菜奈さんと会話が出来るアプリです。まぁ、今のところ簡単な事しか喋りませんが、繰り返し話し掛ける事で学習し、よりご本人に近い....」
手塚「どーやんさぁ....」
二階堂「怒りが抑えられなくなった時や、どうしよもなく寂しくなった時、話し掛けてみてください」
忍は手塚さんのためにやったんだとは思うけど、これは....どうなんだろう.......
手塚「気持ちは嬉しいけどさ.....さすがに、笑っちゃうよ」
二階堂「....」
A「まぁ、気が向いたら使ってあげてみてください」
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Noside
(コンコン
黒島母「あっ、二階堂さん。毎日すいません」
二階堂「いえ」
黒島母「あら?今日はAちゃんいないんですね」
二階堂「あぁ、Aは少し体調崩してて、」
あれから、Aと二階堂は毎日黒島の病室に足を運んでいた。しかし、Aが体調を崩してしまい、今日は1人で来た二階堂
尾野「優しいですねぇ。毎日なんて」
二階堂「え、」
突然の尾野の登場に立ち尽くす二階堂
黒島父「ほいたら、お言葉に甘えて、」
尾野「あっ、はい!沙和っちょの事は、私がちゃんと見てますので」
黒島母「ホンマに、東京にこがにお友達おるなんて」
尾野「何かあったら、ご連絡しますね」
黒島母「ほいなら、失礼します」
黒島の両親が退室し、眠る黒島と二階堂、そして尾野が残る
尾野「今日はAさんいらっしゃらないんですね。大丈夫ですか?Aさん」
二階堂「....まぁ。僕がいますから、尾野さんも」
尾野「せっかく二階堂さんと2人っきりになれたのに〜」
二階堂「2人っきりって....」
尾野「あっ、そうだ。これ食べます?ウエハースです。手作りの」
二階堂「ごめんなさい。僕人の作った物食べれないんですよ」
尾野「Aさんが作っても?」
二階堂「Aは別です」
尾野「そうなんだぁ。じゃあ自分で食べま〜す!」
不気味な笑みをしたまま、ウエハースをボリボリと口にする尾野。そんな尾野を不気味に思う二階堂だった
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ひかり(プロフ) - 面白い!どーやん大好きなのて続きまつてます! (2023年5月4日 22時) (レス) @page28 id: b85022f684 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます^^*なるべく更新出来るよう頑張ります! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - この小説大好きです!更新頑張ってください!応援しています! (2020年8月10日 17時) (レス) id: b7e0d5da89 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - ぷっしーさん» コメントありがとうございます^^*時間が無く、中々更新できませんが、今後ともよろしくお願いします!! (2020年8月1日 0時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっしー(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました。更新を楽しみにしてます。頑張ってください。 (2020年7月31日 23時) (レス) id: c013908320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rio* | 作成日時:2020年4月14日 17時