二階堂カップル”2”【あなたの番です】

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学校終わり、
沙和ちゃんと一緒に田宮さんが所属している、劇団の劇場に行った







劇を見る気はなかったが、行った時にちょうど始まってしまったので、仕方なく劇を見る事に。でも私はつまらなくて、途中眠ってしまった








A｢....zZ｣

黒島｢Aちゃん(ｺｿｯ｣

A｢ん...あっ。ごめん....｣

黒島｢ﾌﾌｯ｣









劇が終わった後、
田宮さんに話しかけようとするものの、田宮さんの奥さんが来て話しかけられなかった








何話してるんだろう....とも思ったが、田宮さんに若い女性、奥さんの3人を見て、何となく察してしまった









A｢....修羅場だ｣

黒島｢ね......Aちゃん｣

A｢うん｣







私達は思い切って話しかける事に








A｢あの....こっちの話を先にしてもいいですか？｣

君子｢はい？｣

A｢あぁ、いや....その、痴話喧嘩は終わりがないので。私達が先のほうがいいかなと｣

黒島｢Aちゃん！(ｺｿｯ｣

君子｢はぁ？｣

田宮｢見に来て頂いて、ありがとうございます｣








別に見に来た訳じゃないけど....








田宮｢あっ...｣







田宮さんが私達に挨拶すると、女性が去ってしまい、それを奥さんが追う








そういえば、奥さんがさっき｢はぁ？｣って怒ってたけど、何かまずい事言ったかな....？
まぁいいか。それより、








A｢続けてもいいですか？｣

田宮｢あ、えぇ...｣

A｢田宮さんの引いた紙なんですけど、｢石崎洋子｣と｢早川教授｣のどちらですか？｣

田宮｢早川教授？｣

A｢沙和ちゃ....黒島さんが書いた紙です｣

田宮｢あぁ...｣






物凄く動揺している田宮さん





A｢知らないという事は、石崎洋子さんを引いたんですね｣







更に動揺し、あからさまに目が泳いでいる








黒島｢どうして言えないんですか？｣

田宮｢いや、私は以前、手塚さんにもお伝えしましたが、｢タバコのポイ捨てをする人｣という紙を引きました。もとい、｢ゴミの分別をポイ捨てする人｣でした｣








嘘を言ってるのは明らかで、日本語がめちゃくちゃになっている








A｢本当の事を教えてください｣

田宮｢失敬だな。本当だよ｣









そう言い、田宮さんは行ってしまった









A｢はァ.....今日はもう、帰ろっか｣

黒島｢...うん｣









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