二階堂カップル”2”【あなたの番です】

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手塚｢盗聴器？｣

A｢はい。これがうちで使ってるよくあるタイプです。で、こっちがこの部分がやや広くて、左右対称じゃないんです｣

手塚｢よく気付いたね｣

A｢研究室行くと、機械いじりしてる人ばっかりなんで｣

二階堂｢黒島さん、心当たりは？｣

黒島｢それが....｣







そう言い、沙和ちゃんは私のほうを見てきた。私はスマホを取り出し、先日撮った男の写真を2人に見せた







A｢この画像、前にも見せましたよね？｣

手塚｢うん｣

A｢耳を見てください｣

二階堂｢片耳にイヤホン....｣

A｢盗聴した音声を聞いてる可能性も....｣

手塚｢待ってよ。もしずっと前から黒島ちゃんの部屋が盗聴されてたとしたら、皆で推理してるのも、聞かれてる可能性あるよね。誰が誰の名前を書いたとか、引いたとか、全部....｣

黒島｢すいません....｣

手塚｢いや、謝ることじゃないけどさ。ゲームに便乗して、誰かを殺すことも可能だよね｣

二階堂｢よく見るとこいつ、笑ってますよ｣

手塚｢笑ってる...？｣






今笑ってると言われれば、笑って亡くなった人達






手塚｢こいつの家分かる？｣






沙和ちゃんは首を横に振る。私は咄嗟にあることを思い出し、電話をかける






手塚｢ひーちゃん？｣

A｢前に化学実験のAIを作るのに協力した人で、やたら学内で人脈が広い人がいるんです。あっ、もしもし｣






繋がったと思えば、いきなり大声で話しかけてくる







雫"A！！何だよもう朝だぞ？"

A｢ごめん。朝から｣

雫"いや、こっち徹夜だから。早く来いよ〜。忍も一緒にさ〜"

A｢誘われてないから｣

雫"俺の部屋は、誘われてなくても来ていいんだぜ...オフサイドだろが！！"





本題に入らなきゃ....

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