二階堂カップル【あなたの番です】

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黒島｢翔太さんは？｣

二階堂｢部屋に戻ってます。朝食をつくりに。食べられないって言ってるのに....｣

黒島｢犯人、分かったんですか？｣





忍が私達が作ったインターフェースを黒島さんに見せた。これだけ見せても分かんないよ......





黒島｢えっと.....つまり？｣

A｢インターフェースを作っただけです。1晩じゃ、流石に何も....｣

黒島｢...すいません｣

A｢あ、いや、黒島さんが謝る事じゃないから、気にしないで｣





私が笑ってそう言うと、黒島さんも笑い返してくれた






ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ







手塚さんが戻って来たのかな？と思い、インターホンを確認しに行く。そこには、朝食を持った手塚さんとシンイーさんがいた






話したい事があるらしく、部屋に入れ、私と忍はパソコンに入力しながら、話を聞いた






シンイー｢菜奈さんの事件があるまでは大した事じゃないと思っていたのでありますが...｣

手塚｢何？｣

シンイー｢新しい管理人さんが...｣






どうやら、管理人さんが木下さんという方に部屋の鍵を渡していたらしい






シンイー｢｢30｣までは聞こえたずら｣





思わず顔を上げてしまった





A｢ずら？｣




手塚｢それっていつの話？｣

シンイー｢菜奈さんが亡くなる前の話なのだ｣

A｢のだ....｣





それを聞いた手塚さんは朝食を乱暴に食べ、怒りをあらわにしている




シンイー｢お願いします！あとは何も知らないから、もう私達の事は調べないでくだせぇ！！｣







勝手すぎない？
この人も交換殺人ゲームに参加してたんだよね？なのに自分は関係ないみたいな....
菜奈さんは事件を解決しようと必死だったのに、なのに殺されてしまって.....








あの時と一緒だ.....自分は関係ないって








私は無意識に自分の拳を力いっぱい握っていた。爪がくい込む痛みも感じず




二階堂｢....｣






それを見ていた忍がそっと私の手を握った。私はハッと我に返り、忍を見る





二階堂｢爪、｣

A｢あっ、うん....｣





私は下を向き、少し考えていると、手塚さんが勢いよく部屋を飛び出した





黒島｢翔太さん！！｣

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