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もしお見舞いに行ったら ページ3

手に持った袋の中にはリンゴにスポーツドリンク、バナナが入っている。

行った事はないけれど、ディエゴが住んでいる場所だけは知っている。

そんなに遠くはないから歩いて行く。

・・・ついた。

あとはインターホンを押すだけだ。

風邪なのに無理して動かさせてしまうかもと少し心配だったが、家に入らないと始まらない、そのまま押した。

少し時間をおいて出てきたのは黄色の服を着た男性。

・・・少し、ディエゴに似てる?

一緒に住んでいるのかな?

もしかして兄弟かなあと考えていると、その人はその綺麗な顔を少しだけ歪ませて言った。

「貴様、、何の用だ?早く用件を言え。」

日の光は苦手なんだと小さく続けるその人に、何だか罪悪感を抱く。

「・・・ディエゴ・ブランドーさんのお見舞いに来たんです。」

「ディエゴの客か、、」

入れと、私は言われるままに家にあがった。


・・・それがさっきの出来事だ。

そして、私は今、リンゴの皮をむいている。

ディエゴのためではない。

「リンゴはまだか、A?」

私をこの家に入れた男性(DIOさんというらしい)のためだ。

「ちょっと待っててください、あと少しです。」

その言葉には何も返さず、DIOさんは私の近くにくる。

できたと思って振り向くと、至近距離にDIOさんの顔がある。

びっくりして声が出そうになったのを必死にこらえた。

DIOさんの手が私の頬にあてられ、そのままあごに滑っていく。

そして、DIOさんの顔がゆっくりと近づく。

突然の事で私の頭は思考を停止している。

、、その時だった。

「どじゃあぁあん、アメリカから帰ったぞ!」

・・・この声は、、

テーブルクロスから現れたのはファニー・ヴァレンタイン大統領だった。

私もDIOさんも大統領の方を見る。

「・・・フィクセイション!大統領の足を床に固定ッ、この部屋の家具も全て壁に固定だッ!」

私は出現させた自分のスタンドにそう叫んだ。

「決して、私のこの能力であなたをもので挟んだりはしない!このナイフで、あなたを切り裂くッ!」

「ちょっと待てッ!話を聞くんだ!」

・・・何を言ったって許さない。

ディエゴにあんなひどい死に方させて、許せるはずがない!

今度こそ、、やってやる。

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無花果 - 続いてくれ頼む…面白いのにもったいない!! (8月25日 15時) (レス) @page22 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
mare 1309 - この作品とっても好きです!!!!!とっても良いところで終わってるので忙しく無ければ更新してくださるととても嬉しいです! (2022年12月18日 7時) (レス) @page22 id: a86a15f2bd (このIDを非表示/違反報告)
月華雪(プロフ) - この作品好きなのですが……。もう終わってしまったのですか?悲しいです。 (2017年5月1日 18時) (レス) id: cc6c105bde (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - 面白いです! 更新頑張ってください! (2016年8月14日 23時) (レス) id: a4cdad4bd7 (このIDを非表示/違反報告)
薄紅梅(プロフ) - クロガネ@センガザキさん» 更新のペースが遅いですが、これからもよろしくお願いします。 (2016年4月9日 22時) (レス) id: aba18490cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:薄紅梅 | 作成日時:2015年10月4日 0時

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