もし電話を探したら ページ15
それは仕事からの帰り道、、
私の住んでいる家から職場までの距離はそんなに遠くないから大抵は自転車か歩きでの移動になる。
その日は歩いて家に向かう途中でそこはディエゴの住んでいる荒木荘の近くの道。
見たことのあるような紫色の髪の青年が何かを探しているようだった。
前ディエゴのお見舞いに行った時にいた、、
確か名前は、、そう、ドッピオ君だ。
｢･･･ドッピオ君、何か探しているの？｣
｢あっ、Aさん！･･･そうなんです、電話を探しているんです。｣
電話？そんな物がこんなところに落ちているものだろうか？
ドッピオ君の顔は少し赤くて熱があるみたいだ。
ときおり聞こえるせきから、風邪をひいている事がわかる。
｢･･･私も探すのを手伝うよ。2人で探した方が早く見つかるよ。｣
病人にあまり無理はさせられない。
｢ありがとうございます！電話がないとボスと通信できないんです。｣
ボス？
･･･何か怖そうな雰囲気が、、
多々ある疑問を胸の中に秘めて電話を探した。
探し始めて数分くらいだったか？
｢とぅるるるるるるっ！｣
ドッピオ君がいきなりなにやら奇妙な声をあげたのですごく驚いた。
｢ど、どうしたの、ドッピオ君？｣
｢電話だ、近くに電話があるはず！｣
電話って、明らかに自分で言って、、
｢とぅるるるるるるっ！｣
ドッピオ君は再び声をあげると、私のかばんについている恐竜のストラップを自身の耳にあてた。
｢えっ？！ちょっと、ドッピオ君！｣
｢もしもし、はいドッピオです。｣
つながった？！
私がこう驚いている間にドッピオ君はボス？と会話をしている。
会話と言っても1人でしゃべっているようにしか見えない。
ドッピオ君が言うボスが話している時は、ドッピオ君の声が低くなる。
いや、、もしかしてこれはドッピオ君のスタンド能力なのかもしれない。
ボスと交信できる能力。
きっとそうだ、、これはスタンド能力だ。
ドッピオ君のボスとの電話も終わったみたいで私に恐竜のストラップを返してくれた。
｢ありがとうございます。Aさんの電話を使わしてもらって、、｣
｢気にしないで、何か困った事があったら言ってね。力になるよ。｣
･･･もう、ちょっとした事じゃ驚かない。
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無花果 - 続いてくれ頼む…面白いのにもったいない！！ (8月25日 15時) (
レス) @page22 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
mare 1309 - この作品とっても好きです！！！！！とっても良いところで終わってるので忙しく無ければ更新してくださるととても嬉しいです！ (2022年12月18日 7時) (レス) @page22 id: a86a15f2bd (このIDを非表示/違反報告)
月華雪(プロフ) - この作品好きなのですが……。もう終わってしまったのですか？悲しいです。 (2017年5月1日 18時) (レス) id: cc6c105bde (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - 面白いです！ 更新頑張ってください！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: a4cdad4bd7 (このIDを非表示/違反報告)
薄紅梅(プロフ) - クロガネ@センガザキさん» 更新のペースが遅いですが、これからもよろしくお願いします。 (2016年4月9日 22時) (レス) id: aba18490cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄紅梅 | 作成日時：2015年10月4日 0時
