[LC]嘘でも[アスプロス] ページ6
･･･嫌なところに出くわしてしまった。
遠くで男女の組が1つ、、楽しそうに会話でもしているのだろうか？
それを見て、とっさに柱の影に身を隠す自分に呆れたが、それもどうでもよくなった。
泣いている彼女を見たからだ。
･･･正確には仮面に隠れて彼女の顔は見えない。
しかし必死に押し込めてはいるが、この小宇宙、、
シジフォス、、鈍い男め。
2人はその後すぐに別れたが、彼女はしばらくその場に留まり、心を入れ換えるようにクルリと後ろへ向いて歩き出した。
｢･･･久しぶりだな、A。｣
｢ッ！･･･アスプロス様。｣
俺の存在に気付いて、ピタリと動きを止めたAは、それでも気丈に振る舞う。
｢その肩の傷、暗黒聖闘士との戦いで負ったのか？｣
｢なぜ、、それを？｣
この様子ではシジフォスは気付かなかったのか。
目が節穴にでもなっているのか？
｢見ていればわかる。聖闘士としてのお前は本当に優秀だが、もう少し自分を大切にしたらどうだ？｣
｢このくらいの傷など、、すぐに治ります。｣
本当に見ていられない。
｢ついて来い、手当てしてやる。｣
｢平気です！｣
そんなAの声など無視して、彼女の手を引く。
｢アスプロス様、どうして、、｣
｢どうしてこんな事をするか？｣
Aは息を飲むのがわかる。
｢それはお前のことを大切に思っているからだ、A。･･･少なくとも、あの鈍感男よりはな。｣
｢アスプロス、、様？｣
最初はシジフォスを尊敬している聖闘士の1人としか認識していなかった。
だが、彼女のひたむきで真っ直ぐなその精神にどんどん惹かれていった。
いつからか、俺を思ってほしいと願うようになるまで、、
｢俺だったら、お前を傷付けさせたりはしない。｣
｢なっ、何を？！｣
驚いた様子のAの身体をぐっと抱き寄せ、顔をまつげが触れそうな程に接近させる。
｢俺ならお前を幸せにしてやれる。･･･実らない恋など止めてしまえ。｣
ここまで来てはもう我慢できない。
彼女の仮面を剥ぎ取って、その唇を奪った。
彼女の抵抗も、男と女、、いや、黄金聖闘士と白銀聖闘士の力の差の前で無いも同然だ。
｢A、、俺を選べ。｣
･･･嘘でもいいから、、
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みくも。(プロフ) - リクエストでアスミタ様、シャカ様を御願いします！！ (2018年8月15日 1時) (
レス) id: f0d852326e (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストで夢神ズで愛してるゲームお願いします (2018年3月10日 19時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
ハーデスLOVE - 薄紅梅さん» またリクエストをさせて下さい｡前と同じ様に冥王ハーデスの激甘をお願いしたいです｡宜しくお願い致します｡ (2017年11月4日 9時) (レス) id: af04e3343b (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストでモルペウス様をお願いします (2017年9月16日 16時) (レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔 - 薄紅梅さん» お久し振りです。機種変更して新しくやらせて頂いています。小説読ませて頂きました。凄く良かったです、有難うございます。また宜しくお願い致します。 (2017年7月30日 1時) (レス) id: dad805e2b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄紅梅 | 作成日時：2017年1月8日 1時
