[無印]いつもの事[ハーデス]※ ページ42
目が醒めると、夜には確かに腕の中にあった愛しい存在がない事に気付く。
だが、それはいつもの事で、、
少し離れた所から衣ずれのかすかな音が聞こえてきた。
･･･まぁ、これもいつもの事だ。
彼女の白い肌に一枚、また一枚と衣服が重ねられてゆく。
そして彼女、、Aの手がコルセットにのばされた時、弾かれるようにベットから出てその行動を妨げた。
｢め、冥王様？起きていらしたのですか？｣
｢ついさっきな、、お前が起こした訳ではない。｣
不安気に揺れるその瞳さえいとおしい。
｢･･･余が着付けてやろう。｣
｢そんな！なりません、、冥王様にそのようなっ！｣
聞こえない、、そういった様子でAの腰にコルセットを巻く。
｢め、冥王様！｣
｢A、、冥王様、ではないだろう？｣
耳元で囁けば、面白い程に反応する彼女の肩。
｢･･･冥王様、、ンッ！｣
冥王様、、そう彼女が呼べば締め上げられるコルセット。
｢昨夜に教えただろう、、さあ、A？｣
｢冥王、様、、｣
ああっ、と先程よりも高く大きな声が響く。
｢A。｣
もう、いっそこのまま楽しんでしまおうか？
そんな矢先の事だった。
｢･･･は、、｣
｢ん、なんだ？｣
顔をますます紅く染めた彼女は蚊の鳴くような声で言う。
｢ハーデス様、、｣
ハハッ、と笑ってしまったのは仕方ない。
･･･愛らしかったのだから。
｢･･･では、仕切り直すか。｣
｢えっ？｣
ひょい、と彼女を横抱きにしてやれば、案の定慌てだすA。
｢何故ですか？私はちゃんと、、｣
｢様がついていた。･･･気に入らんな、仕置きが必要と見た。｣
｢そ、そんな、、｣
口ではそう言っているものの、ろくに抵抗もしない所を見ると彼女もそれを受け入れているのだとわかる。
｢かわいい奴め、、嫌になる程言わせてやるぞ。･･･余の名をな。｣
･･･ああ、そうだ。
こうして余がAをベットに引き戻すのも、今となってはいつもの事だ。
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みくも。(プロフ) - リクエストでアスミタ様、シャカ様を御願いします！！ (2018年8月15日 1時) (
レス) id: f0d852326e (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストで夢神ズで愛してるゲームお願いします (2018年3月10日 19時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
ハーデスLOVE - 薄紅梅さん» またリクエストをさせて下さい｡前と同じ様に冥王ハーデスの激甘をお願いしたいです｡宜しくお願い致します｡ (2017年11月4日 9時) (レス) id: af04e3343b (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストでモルペウス様をお願いします (2017年9月16日 16時) (レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔 - 薄紅梅さん» お久し振りです。機種変更して新しくやらせて頂いています。小説読ませて頂きました。凄く良かったです、有難うございます。また宜しくお願い致します。 (2017年7月30日 1時) (レス) id: dad805e2b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄紅梅 | 作成日時：2017年1月8日 1時
