[LC]妹分？[マニゴルド]※ ページ18
蟹座(キャンサー)の散開星団プレセペは中国では積尸気(せきしき)と呼ばれる。
積尸気とは積み重ねた死体から立ち上る鬼火の燐気のこと。
･･･ここまではわかる。
｢いったいどうすれば良いのだ？｣
聖域(サンクチュアリ)の一角で首を捻る女が1人。
彼女は現教皇セージの弟子であり、ジャミール出身の聖闘士候補生であり、強力なサイコキネシスの使い手でもあった。
筋(すじ)は悪くないものの、今だに師の技を体得出来ない彼女は焦燥にかられていた。
｢･･･積尸気冥界波！｣
人指し指に集約された小宇宙(コスモ)はすぐに霧散する。
その様子に肩を落とす、、その背後に人が近付いて来たのにAは気付かなかった。
｢･･･A、、お前、進路変更した方が良いんじゃねぇのか？｣
｢マニゴルド、、いつからそこにいる？｣
｢積尸気冥界波に失敗した時からだよ。｣
マニゴルドはAの兄弟子にあたる人物であり、積尸気の使い手でもある。
呆れたような顔を向けるマニゴルドに、Aは仮面の下で顔をしかめる。
｢･･･シオンにもデフテ、、友人にも積尸気の使い手となると啖呵を切ったのだ。｣
｢引くに引けねーって訳か。｣
｢ああ、、｣
明らかにしょげた様子の彼女を一瞥し、その厄介な性質に内心ため息をつく。
｢Aも大概見栄っ張りだな。｣
｢･･･否定は出来ん。シオンの前でも、友人、、の前でも完璧でありたいと思うのだから。｣
Aの言う友人は自分の知らない人間なのだろう。
しかし、彼女が特別に思っている事はひしひしと伝わってくる。
｢俺の前では完璧でなくても良いのか？｣
｢それは良い。｣
｢･･･それって、俺の前だけか？｣
｢そうだな。｣
これだからAは質(たち)が悪い。
自分だけが特別なのだと錯覚してしまう。
彼女にそんな意図など全くもってないのだろう。
だが、そうだとしても、、
｢･･･しっかたねーから俺がレクチャーしてやるよ。｣
｢上から目線が気に食わん。｣
･･･自惚れても良いよな？
｢仮にも黄金聖闘士のマニゴルド様だぜ？一緒に修行できる事に感謝しろよ。｣
｢それが上から目線だと言うのだ。｣
･･･A、お前が俺だけにありのままの姿を見せてるってな。
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みくも。(プロフ) - リクエストでアスミタ様、シャカ様を御願いします！！ (2018年8月15日 1時) (
レス) id: f0d852326e (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストで夢神ズで愛してるゲームお願いします (2018年3月10日 19時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
ハーデスLOVE - 薄紅梅さん» またリクエストをさせて下さい｡前と同じ様に冥王ハーデスの激甘をお願いしたいです｡宜しくお願い致します｡ (2017年11月4日 9時) (レス) id: af04e3343b (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストでモルペウス様をお願いします (2017年9月16日 16時) (レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔 - 薄紅梅さん» お久し振りです。機種変更して新しくやらせて頂いています。小説読ませて頂きました。凄く良かったです、有難うございます。また宜しくお願い致します。 (2017年7月30日 1時) (レス) id: dad805e2b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄紅梅 | 作成日時：2017年1月8日 1時
