笑い合える未来(仮)の為に【警察学校組】 (ページ11)

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伊達(3/4) ページ11

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｢ッおいー！｣

またも飛び起きて7度目の人生こんにちわ。

途中まで上手くいってたのに！

仮眠とらせて疲れも残らないようにして、犯人確保して帰ろうとした矢先、手帳が落ちた。

いや、それを伊達が見事にキャッチして、さすが条件反射健在だねー！仮眠最高！と歓喜したのも束の間、

コロコロコロ、と指輪が転がった。

おいおい、嘘だろう？！と思った矢先、案の定指輪を追いかけた伊達の後方から猛スピードで突っ込んできたトラックが…

バカ！

私はメスゴリラよろしく体当たりして伊達とポジションをチェンジしたのだった。

｢くそ、居眠り運転の方をどうにかしとくんだった｣

あーもう！歩いて帰ろうとしたからダメだったんじゃない？居眠り運転？クソくらえ！勝手に事故ってろ！

｢零！車借りるよ！｣

傷付けるなよ！と承諾を受け向かった現場。
もう全部わかってるので、

｢確保ー！｣

私の一言であっさり詐欺の犯人を捕まえると、早々に切り上げて車を取りに行く。

そして、

｢ほれほれ、伊達乗りな！送ってくよ｣

零から拝借したRX-7でお出迎え。

｢え、いつの間に！｣

てかこれ降谷の車じゃ…と伊達がおろおろしてるが気にしない。

｢ナタリーさんのとこへレッツゴー！｣

このあと伊達の両親をピックアップし空港へ向かうと、北海道へと笑顔で見送った。