小さなカフェ ページ9
ni｢蘇生する度にこの世界に来るの？｣
探している途中に
兄さんが話しかけてくる
『あぁ。風景は人それぞれなんだが……
兄さんの感情の世界は大分賑やかな雰囲気だな。』
ni｢そうかな？｣
周りに人はいない
だが、レンガの家や店が沢山並んでいる
その街並みから人々がいる光景も
容易に想像出来た
ni｢でも、俺の感情の世界って言っても本当に目的地なんて心当たりがないよ？｣
『いつか見つかる。
安心しろ、こっちの10分は向こうの1分だ。
のんびりしていても大丈夫だ。』
ni｢向こうって……グルッぺン達がいる地上の話？｣
『あぁ。』
体感ではもう15分くらい経っただろうか
地上ではまだ1分半
私達はただ見たことのない街並みを
進んでいくだけだった
すると1つの場所の前で
兄さんが｢あっ｣と声を出した
『どうした？』
ni｢ここ……。｣
そこは小さなカフェ
窓から見える1つのテーブルと
その上に置かれる不自然な紅茶を見つめ
彼は口を開いた
ni｢このカフェ、俺がグルッペンと来た場所にそっくり……｣
『ここは感情の世界だ。
おそらくそのカフェの記憶が形となってここにあるのだろう。』
ni｢ココが目的地な気がする。｣
兄さんは目を細めて店内を見回した
『本当か？』
私が彼に問うと
彼は私の方を向き頷いた
ni｢うん。ココが俺の目的地。｣
『……わかった。』
＿地上＿＿＿
zm｢大丈夫やろか？｣
rb｢まだ1分しか経ってないで〜。｣
zm｢嘘やろ！？……ホンマや……。｣
どうも、僕(鬱)です
ロボロとゾムが騒いでて
その他は真剣に椅子を見つめている
兄さんが座ってるらしいけど
正直、俺らからはまったく見えへん
ただ奥の方の椅子で
Aちゃんが下を向いて気絶している
zm｢やっぱ……遅いって〜。｣
rb｢せやからまだ２分しか経ってない！｣
2人は蘇生が始まってからずっとこんな感じ
おかしくなりそうになる気持ちはわかるけど
雰囲気ぶち壊しやし、流石にうるさいで……
そんな事を考えながら2人を見つめてた
するとふいに｢あっ｣というひとらんの声と
｢えっ……！！｣というショッピの驚いた声が
大広間全体に響き渡った
俺はショッピの見ている方を向く
すると、足からじわじわと兄さんの
姿が見えてきた
目はまだつぶっている
それでも死んでいるんじゃない
ただ“眠っている”様だった。
足の先から頭のてっぺんまで
すべて見えるようになると
椅子に座っている彼はゆっくりと目を覚ました
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リオチョチョ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» 要注意の続きは鳥居の後半からですね(*^^*)わかりにくくてすみません。こういったコメントはこちら側としても助かります。ありがとうございますm(*_ _)m (2021年10月8日 8時) (
レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 要注意の次の話がないです！(多分) (2021年10月8日 7時) (レス) @page37 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
リオチョチョ(プロフ) - おさしみくんさん» 頑張りましょう！！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
おさしみくん - テストですか､お互い頑張りましょ！！ (2021年10月6日 22時) (レス) @page42 id: fac9785650 (このIDを非表示/違反報告)
リオチョチョ(プロフ) - 霜月さん» うおおおおぉ！！！ (2021年10月2日 20時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオチョチョ | 作成日時：2021年5月22日 16時
