【wrwrd】幹部死んでたんで助けます【続】

誰や？ ページ36

『コネシマ！！！』

kn｢クソっ！！！｣


dap｢お前もだぞ。｣

ダーペは次に私を指さした

『え？私？』

dap｢そうだ。クロノアから聞いたのに
なぜソイツらを生き返らそうとする？
お前が助けた人間が多くの人を殺すリスクが
ある事をわかっていたんだろう？｣

『それは……。』


そうだ……

どこかで1000年前の話だからと安心している自分がいた

100%コイツらがそんな事しないとは言いきれない……


kn｢なんだよ……。1000年前って……なんだよ……生まれ変わりって……。｣


コネシマは突然の話に理解が追いつかず混乱していた


dap｢悪い事は言わない。やめておけ。｣

kn｢おい！A！！こんなやつの言う事信じんのか！？｣

『……。』


私も何も言い返す事が出来なかった

dap｢忠告はしたからな。｣


そう言うとダーペは目の前から消えた

コネシマはその場で悔しそうに唇を噛んだ
尖った八重歯が傷をつけ
口元から血が流れていた

私はただそんなコネシマを
隣で見ていることしかできなかった


●○●○●○●○
syp side

syp｢コネシマさんの副作用はなんでしょうね。｣

ut｢想像つかへんな〜。｣

コネシマさんはもう30分経つが帰って来ていない

コネシマさんの隣にはしんぺい神さんが
手首に指を当て脈を測っている


その数分後コネシマさんが目を覚ました

kn｢おう！ただいま！！｣


すくっと立ち上がり何にもなかったような顔をしていて安心した


ut｢シンマ長かったなぁ〜｣

kn｢え？こんなもんちゃう？｣


いつも通りのコネシマさんが目の前にいるだけで涙が溢れてきた


続々と他の人達もコネシマさんの方へ集まり話をする

いっぺんに話しかけられてコネシマさんは
少し困った顔をした

そんな中グルッペンさんだけは
遠くから顔を曇らせてその光景を見ていた


少し疑問に思いながらも俺はコネシマさんに声をかけた

syp｢おかえりなさい。コネシマさん。｣


俺がそう声をかけると
コネシマさんはこっちを見て
キョトンとした表情を見せ……こう言った


kn｢お前……誰や？｣

要注意→←殺したんだ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す