説教 ページ32
自室の窓から光が差し込む
その光が目元を明るく照らし
眩しくて目が覚めた
いつもより多い足音が遠くから聞こえてくる
朝から追いかけっこでもしているのだろうか
3人程の足音があちこちからドタドタと聞こえてきた
em｢おはようございます。Aさん。｣
私の隣にはエーミールが座っていた
『おはよう。』
em｢朝から騒がしいですね。すみません。｣
走り回る音が聞こえる方を向いて
少し顔をしかめると、私の方を向き
申し訳なさそうにペコペコと頭を下げていた
『いや、こっちの方が本当の姿だろう？
今までがシーンとしすぎたんだ。』
そう言うと、エーミールは少し泣きそうで……
小さな声で｢はい、懐かしいです｣と言った
em｢私、ここの幹部になる前も、
あまり運動は得意ではなくて、引っ込み思案なところがありました。｣
エーミールは遠い遠い過去を語るような口調で話し始めた
em｢だから、こんな風に仲間と騒がしくすることに……何かイタズラをして、怒られて、一緒に楽しむことに憧れてたんです……。｣
ゆっくりとした口調
その暖かい声にまた眠たくなりそうだ
em｢そんな時に、ここの幹部になって
ゾムさんやシャオロンさん、コネシマさんが
毎日のように走り回って、トントンさんに怒られていました。｣
度々、思い出し笑いをするエーミールは
その場所、その時間に今居るかのように
本当に楽しそうだった
em｢実は私も1度……いえ、何度か巻き込まれまして、その時は何分も何時間も走り回って……ヘトヘトでもう走れないって時にトントンさんに見つかって説教されました。｣
em｢それが……私の大好きな瞬間なんです……。｣
エーミールは｢ほら！｣と言って窓の外を指さす
私は窓から下を見る
そこにはゾムとシャオロンが庭で走り回っていた
何度か転けたのか少し服に土がついている
そこにロボロがやってきて何か大声で叫びながら2人を走って追いかけた
｢今日はロボロさんが説教の担当ですね｣と
エーミールはクスクス笑っていた
私もその光景に呆れて
思わずフッと笑ってしまった
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リオチョチョ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» 要注意の続きは鳥居の後半からですね(*^^*)わかりにくくてすみません。こういったコメントはこちら側としても助かります。ありがとうございますm(*_ _)m (2021年10月8日 8時) (
レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 要注意の次の話がないです！(多分) (2021年10月8日 7時) (レス) @page37 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
リオチョチョ(プロフ) - おさしみくんさん» 頑張りましょう！！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
おさしみくん - テストですか､お互い頑張りましょ！！ (2021年10月6日 22時) (レス) @page42 id: fac9785650 (このIDを非表示/違反報告)
リオチョチョ(プロフ) - 霜月さん» うおおおおぉ！！！ (2021年10月2日 20時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオチョチョ | 作成日時：2021年5月22日 16時
