【wrwrd】幹部死んでたんで助けます【続】

寝相 ページ24

kn｢いや、止めはしぃひんけど……｣

tn｢不安やな。｣

sha｢そんなはっきり言う！？｣


シャオロンが名乗りを上げてから
はや5分

なかなか賛同しない仲間たちを
これでもかというほど説得するシャオロン

本人がなぜそこまでやる気を出しているのか
私にはわからなかったが
正直眠くなってきたので
さっさと終わらせたいのが本心だ

『はやくしろ。無理なら明日にしろ。』
(早く寝たい)

em｢眠そうですね。｣

『気のせいだ。』


腕を組み待っているが
皆煮え切らない態度が続くばかりで
時間がどんどん流れていく


(はやくしろよ……)


私が急かす理由は眠いということだけではない
あの黒猫だ……

もし、次の感情の世界で会ったら
間違いなく私の能力と関係のある存在だろう

というか喋って扉をすり抜ける猫は
猫なのか……？？


続く討論に飽きた私はため息をつき
医務室へ向かった

『しんぺい神、チーノは……』

psn｢ん？Aか。異常なしだよ。｣

私はしんぺい神に案内されて
1つのベッドに近づく

そこには
未だ目は覚ましてないが気持ちよさそうに
寝息を立て加えてなぜか
布団がぐちゃぐちゃで落ちそうになっている

(どうしたらこうなるんだ……
寝相が悪いというか……元気そうだな)

psn｢寝相、わっる。｣

『だよな。』

医務室にいたしんぺい神も
苦笑いをして頬をかいた

psn｢でも良かった。元気そうで。｣

『あぁ。』

psn｢でも、不安だなぁ……。
これぐらいの症状であたふたしてたら
今後もっと大変なことになってもパニックになるかも。｣

『大丈夫だ。とは言えないな。
私には何も出来ない。
だが、1国の幹部様だろ？なら安心できる。』

psn｢偉く信頼されてるね。でも、そうかも。｣

しんぺい神はニカッと笑い
チーノの布団を優しく直しはじめた


私は覚めた目でその光景を見つめてから
大広間に戻った

黒猫パーカー→←死にそうだね

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