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俺にとってアイツらは…… ページ3

私が進む廊下の先

周りとは違う……

異彩を放つその扉……

(総統の部屋か……?)


コンコンッ……


私は反射的にノックをしてしまった

だが、数秒待っても返事がない


(あれ?いない?)


確認しようとドアノブに手を当てたその時

?「入れ。」

地響きが起きそうなくらいに低い声が聞こえた

『あ、はい。失礼します。』

私は短い返事の後、部屋に入った

中に入ると
たくさんの本が入った本棚や

趣のある高そうな机と椅子

そしてその椅子に座る総統の姿があった


gr「何か用か?」

『……これといった用は無いのですが、
1つお聞きしたいことがあります。』

gr「なんだ?」



『なぜ私をこの要塞の中に入れたのですか?』



gr「お前が入ってきたのだろう?」

『それはそうですが……、
貴方ならいつでも私を追い出すことは
出来たはずです……。
なぜ貴方は私をここに……。』

私が言葉に詰まると
彼は席を立ち

庭の見える窓へと近づいた

そのまましたの庭を見つめながら彼は話す


gr「お前にとって仲間とはなんだ?」

『仲間……、家族のような存在ですかね……。』

gr「では、俺にとってアイツらはどのような存在だと思う?」


(アイツら……ゾム達のことか?)


『か、家族だと。』

gr「……家族というのは繋がっているようで
そうではない。」

窓と彼の指が触れた時

陽の光が強くなる


より一層彼の髪が輝き
その赤い目が目立つ

gr「家族というのは元々決まっているのだ。
変えようとしても変えられない……。
子は親の元から離れては
生きていけないからこそ、
親に依存し共に生活している。」

『……。』

gr「つまり、生きていけるのであれば家族は必要ない……そう思わないか?」

『確かに……。』

gr「我々はそんな関係ではない。
互いの幸福のために互いを利用し、
共に死ねる関係なのだ。

ここにいる全員がお互いを信用している。」


彼は振り返り私の方を向く

すると、ポケットから小さな袋に包まれた
甘い宝石の菓子を取り出した

(あれは……)

彼はその菓子を手のひらに乗せ
ニコッと笑って、こう言った……

gr「我々は、家族以上だ。」


彼の手のひらからは甘いイチゴの香りが
漂っていた

クソ野郎→←飴ちょーだい



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リオチョチョ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» 要注意の続きは鳥居の後半からですね(*^^*)わかりにくくてすみません。こういったコメントはこちら側としても助かります。ありがとうございますm(*_ _)m (2021年10月8日 8時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 要注意の次の話がないです!(多分) (2021年10月8日 7時) (レス) @page37 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
リオチョチョ(プロフ) - おさしみくんさん» 頑張りましょう!! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)
おさしみくん - テストですか、お互い頑張りましょ!! (2021年10月6日 22時) (レス) @page42 id: fac9785650 (このIDを非表示/違反報告)
リオチョチョ(プロフ) - 霜月さん» うおおおおぉ!!! (2021年10月2日 20時) (レス) id: 9f730bebc9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リオチョチョ | 作成日時:2021年5月22日 16時

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