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第37話 ページ18

「・・・なぜそう思うんですか?」

「Aっていう名前を昔ミツバが話していたと思って昔の写真を見てみたんだ」

そういって土方さんは私に一枚の写真を渡してきた。

そこには近藤さん達が江戸に出てくる前に私やミツバ姉さんも一緒に撮った写真だった。

こんな写真撮ってたんだ・・・。

「で、これお前だろ?」

「・・・」

「無言は肯定と取るぞ」

「ええ、そうです。これは私です」

「そうか」

「「・・・・・・」」

え?まさかそれだけ!?なんで江戸にいるのかとか聞かないの?え?

「ご馳走様」

あっという間に土方さんはご飯を食べ終わってしまっていた。

「あの、えっと、私が花江Aだっていうこと、誰にも言わないでもらえませんか?」

「あ?別に構わねーけどなんかあるのか?」

・・・・・話す必要は別にないよね?っていうか、よくこのブサイクな写真だけで私だってわかったな。

「いえ、とにかく秘密にしておきたいのです」

「そうか。別に言いたくねーならいい」

お勘定を済ませ、私と土方さんは店を出た。




「あれぇ〜土方さんじゃありやせんか。それに、A?」

「総悟。。。」

土方さんは嫌なやつに見つかったという顔をした。

同感だよ。嫌なやつに会った。

「なんで二人でいるんですかぃ?」

「昼ご飯を食べに来ていました」

「土方さんと?なんで?」

「・・・偶然お昼の時間が被ったからです」

「ふーん」

沖田総悟は腑に落ちない顔をしたけどそれ以上は突っ込んでこなかった。

「それでは私仕事に戻りますね。お二人もお仕事頑張ってください。では」

早口でそう言いその場を去った。

ふぅ〜、まさか土方さんにばれるなんて思わなかったけど、あの人無口そうだし別に大丈夫だろう。

誰にも言わないでって釘も刺したしね。

沖田総悟はバカだから気づかないだろうし、まああんまり気にすることもないでしょう。

真選組の屯所に帰ってる途中、私は銀さんを見つけた。

依頼の最中なのかきょろきょろと周りを見渡している。

じゃあ今話しかけるのは仕事の邪魔だよね。

そう思い、普通に通り過ぎようとすると肩にポンと手を置かれた。

「よっ」

後ろを見ると銀さんがいた。

「俺に気づいただろ?なんで何も言わねーで行くんだよ」

「銀さんお仕事中でしょ?」

「仕事中でも話しかけていいから、っつか、話した方がやる気出るし(ボソッ」

「え?何?」

声が小さくて最後の方なんて言ってるかわからなかった。

何?

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いずみ(プロフ) - もえtotoroさん» ありがとうございます!!なるべく更新しますね! (2019年10月20日 9時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
もえtotoro(プロフ) - この作品大好きです!いずみさんがしんどくない程度でいいので更新頑張って下さい!飽きず懲りず待ってます!! (2019年10月20日 2時) (レス) id: 5cbc47761c (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - 亜里沙さん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2019年6月25日 18時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
亜里沙(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください!楽しみにしてます (2019年6月25日 8時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - アカヤさん» ありがとうございます!!これからも読んでいってくださると嬉しいです! (2019年5月20日 17時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いずみ | 作成日時:2019年4月30日 22時

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