第35話 ページ16
「私は・・・ごめんなさい。晋助とはいけません」
「・・・」
晋助はじーっと私を見ている。
「私は今日、晋助についていく予定でここにきました。でも、、、いざ連れて行ってって言おうとしたら関わって来た人たちの顔が浮かんで」
「地球が離れがたくなっちゃいました」
「そうか、お前と宇宙をめぐるのも楽しそうだと思ったんだがなぁ」
「ごめんなさい」
「謝るなよ。俺はこれでもたまに地球に帰ってくるんだ」
「そうなんですか!?では、また晋助に会えることを楽しみに待っていますね」
「あぁ、それじゃあな」
晋助は私にふっと微笑むと夜の闇に消えて行った。
今度晋助に会うときはいつかな。それまで頑張らなきゃ。
沖田総悟が嫌だとか言ってられない。いや、嫌なことに変わりはないけどそれでくじけたりなんかしない!
ガラガラガラ
「ただいま」
居間に行くと、ソファでぐっすり眠っている銀さんを見つけた。
「こんなところで寝たら風邪ひいちゃうのに」
私は銀さんにそっと布団をかけた。
すると、銀さんはゆっくりと目を開け、うつろな瞳が私を捕らえた。
「A」
そしてゆっくりと私の名前を呼んだ。
「お前、高杉のところに行ったんじゃ…。なんだ、夢か」
銀さんはそういってまた目を閉じてしまった。
「銀さん、安心して。私はどこにも行ってない。ここにいるよ」
私は銀さんの手を握りながらその場で眠りについた。
「なーにやってるアルかーーーー!!このくそてんぱぁぁぁぁ」
「銀さん何やってるんですか!?」
「うお!?なんでAがここにいんだよ!!」
私が目を覚ますと神楽ちゃんと新八さんに詰め寄られる銀さんの姿があった。
「おはよう。どういう状況?」
「銀ちゃんとA、手つないでたネ!銀ちゃんが悪いアル!」
「待って待って、大丈夫大丈夫何もないから」
「ならいいですけど、何かあったら僕たちに行ってくださいね!」
二人は私の手を握って言ってくれた。
ああ、いつもの日常だな〜。平和平和。
二人が私の代わりに今日は買い物に行くと言ってくれたのでお願いした。
「で、なんでお前がいるんだ?」
残された銀さんと私は二人今に座ってお茶を飲んでいる。まあ銀さん鼻にも飲んでないけど。
「あーあ、銀さんにあんなに引き留められたら行く気も失せるって。残ったんだから、責任取ってよね」
「・・・ああ、これからもよろしくな」
「あっ責任って言っても結婚とかそういう責任はいいから」
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いずみ(プロフ) - もえtotoroさん» ありがとうございます!!なるべく更新しますね! (2019年10月20日 9時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
もえtotoro(プロフ) - この作品大好きです!いずみさんがしんどくない程度でいいので更新頑張って下さい!飽きず懲りず待ってます!! (2019年10月20日 2時) (レス) id: 5cbc47761c (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - 亜里沙さん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2019年6月25日 18時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
亜里沙(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください!楽しみにしてます (2019年6月25日 8時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - アカヤさん» ありがとうございます!!これからも読んでいってくださると嬉しいです! (2019年5月20日 17時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いずみ | 作成日時:2019年4月30日 22時