第7話 ページ8
「なんの仕事をしていらっしゃるのですか?」
「キャバクラよ」
「キャバクラ!?えっと、男の人とあんなことやこんなことをするところですよね?」
「まさかAさんのような美人さんからあんなことやこんなことって言葉を聞くとは思わなかったわ」
「そ、それで、、、、主に仕事内容はそういうことですよね?」
「うーん、結構勘違いをしてるような。えっとね」
妙さんは仕事内容を教えてくれた。接客業だということ。あんなことやこんなことをするのではなくお酌などをするのだと。
「私ったらとんだ勘違いを!ごめんなさい」
「いいのよ。それで、どうかしら?」
うーん、、、あんまり接客とかは得意じゃないけどせっかく仕事が見つかりそうなんだから選んでもいられなよね。
「だからダメだって言ってるだろうが」
「あら、どうして銀さんが断るのですか?まさか、Aさんと付き合ってるのですか?」
「ちげーよ。こいつはお前のようにすんなりと客をかわせねーと思うんだよ」
「ふふ、Aさんのこと心配してるんですね?」
「わりーかよ」
あれ?銀さんちょっと顔赤い。
もしかして!私の顔にみとれてる?
「とにかく、少しでもやる気になったらこのお店を訪ねてみてね」
妙さんが地図と名前を書いてくれた。
「ありがとうございます」
「それじゃ、俺らはそろそろ帰るわ。おい神楽帰るぞ」
「はーい」
新八さんと妙さんの家を出て万事屋に帰ってきた。
夜ご飯は神楽ちゃんが城ご飯に卵、しょうゆを持ってきた。
これはいわゆる卵かけご飯だね。えっと、毎日こんなの食べてるの?栄養大丈夫かな?
「銀さん、悪いんだけど明日ちょっとだけお金貸してもらえない?」
「んあ?なんかほしいもんでもあるのか?」
「ほしいものっていうか、しばらく夜ご飯とか作ろかなと思って」
「ああ、それだったら食費としてやるよ」
「いいの?なるべく安く済ませるからね!」
「明日からAのご飯が食べられるアルか!?やったー!」
よし、とりあえず明日の午前中にでも買い物いこうっと。
卵かけご飯を食べ終え、銀さん、神楽ちゃんと喋っているといつの間にか8時を過ぎていた。
「あっごめん。私ちょっとこれから出かけたくて」
「んあ?こんな時間からか?」
「うん」
「ふーん。気をつけろよ?夜の歌舞伎町はあぶねーからな」
「一人で大丈夫アルか?」
「うん。さすがに迷子にはならないよ!」
「そこじゃないヨ」
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いずみ(プロフ) - 沖田夕重さん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新ですがこれからも読んでくださると嬉しいです! (2019年3月25日 20時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
沖田夕重(プロフ) - とても面白いです!夢主ちゃんが憎めなくて魅力的なキャラだと思います。更新頑張ってください! (2019年3月25日 20時) (レス) id: e33e8487ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いずみ | 作成日時:2019年3月5日 16時