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着いた学校。
やっぱり遅刻で先生に叱られたけれど、気づいた頃には一緒に学校まで来た彼はいなくなっていた。
もう会えないのかな、と寂しくも思ったが、同じ学校だ。探せばどこかにいるだろう。
「Aー！」
ふわふわとカールされた髪をなびかせながらこちらに走ってくるのは同じクラスの友達の菜子ちゃん。
「菜子！おはよう〜」
「おはよう！ねえ、朝どうしたの？浮所くんがこっちのクラスに来てAのこと探してたよ」
朝に来ることなんてあんまりないからびっくりしたよ〜、とふわふわと笑う。
ほんのり頬が赤いのはきっと菜子が飛貴のことを好きだからだろうな。
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作者名：りお＃ | 作成日時：2018年3月29日 20時
