12.油断と慢心 〜研二side〜 ページ12
研二side
俺はいつも通り、防護服を着ずに爆弾解体に挑んでいた。確かに今思えば油断と自分の力に慢心していたのかもしれない。あの場にりおちゃんが現れなかったら俺はもう死んでたのかもしれないと思うとゾッとした。
りお 「ハァハァ、研二生きてる?大丈夫!?」
研二 「な、なんとか、、ってりおちゃん!腕怪我してる!」
りお 「別にこれくらい何ともない。ガラスで切っただけだし、すぐ治る」
研二 「いや、それでも跡が残っちゃうから」
女の子に怪我させるとか何してんだよ俺...
りお 「で、その研二くんは私に言うことあるよね? ん?」
怒った所を見た事ない、あのりおちゃんが激おこになってる...
研二 「防護服着ないで解体してすみませんでした」
りお 「.....」
ゔっ…無言..そりゃそうだよな。大丈夫って言っときながら助けて貰ってんだから...
りお 「ッ、本当に生きててよかった、、…グス」
研二 「え...もしかして、りおちゃん泣いてるの?」
りお 「泣いて...ない!」
そんな掠れた声で言っても説得力ないよ..
りお 「..私が..どれだけ心配したと思ってんのよ..こっちの気も知らないで..忠告だって聞かなかったくせに!心配だけ掛けさせて..」
研二 「うん、うん。ごめんね」
俺はとんでもない事をしてたんだなと改めて思った。もう皆に心配は掛けさせねぇ。
研二 「これからはちゃんと着るよ。そして油断しない」
りお 「当たり前でしょ」
研二 「うん、そして助けてくれてありがとう」
りお 「...こんなお馬鹿は、もう陣平に殴られてしまえ」
うん、それは嫌だなぁ。じんぺーちゃんの拳は容赦ないから。
研二 「せっかく助けて貰った命なのに俺死んじゃうかも」
りお 「それくらいじゃ死なないよ。人は頑丈だから」
研二 「そっかぁ..じゃあ殴られに行こっか笑」
りお 「私を巻き添えにしないで。なんなら私も殴ってあげよっか?」
研二 「えぇ!りおちゃんも殴るの!?」
りお 「冗談だから笑 でもその代わり下まで連れてって。足、挫いたっぽい」
研二 「そんなことならこの研二くんにお任せあれ」
それにりおちゃんにお姫様抱っことか役得だしね?
りお 「なんか、変なこと考えてない?」
研二 「ないない!」
りお 「じゃあお願いします笑」
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陣平 「このバカが!1発殴らせろ」
この後、マンションを降りてじんぺーちゃんに1発以上殴られたのはここだけの話
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よいよい - なかなかkぐみの逆ハーの好みのがなく漁っていたらこの小説に出会いました。とても凝ったストーリーに見やすい文章でよっても好きです。モチベって中々上がりませんよね、気長に待ってますので頑張ってください! (7月29日 1時) (レス) @page22 id: ce6482fbfd (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - この作品好きです☺️更新楽しみにしています🥰🥰 (6月5日 1時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア - うんうん警察学校組はほんと神だと思います (2023年4月26日 22時) (レス) id: 12bbba78f7 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - ピクシブ行ってもついていきますっ!! (2023年4月9日 14時) (レス) @page22 id: 76505895b1 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 明里香さんへ たぶん、17話の文字化けわざとだと、、 (2023年4月3日 5時) (レス) id: 935ceda345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りお | 作成日時:2022年6月24日 22時