中原 中也ver. ページ5
Aside
私は、生まれつき体が凄く弱い。
体が成長し19歳になった今でも、月一のペースで首領である森さんの医務室で治療を受けないと倒れてしまう。
だが、こんな私でも片思いをしている相手がある。
それは、ポートマフィア五大幹部の一人、中原中也さん。
あのかっこいい見た目もそうだし、高いワインを嗜む姿もそれはもう絵になる絵になる。
初めて会った時からの、所謂一目惚れ。
そんな事を考えながら病室で休んでいると、ガラガラっとドアが開かれる。
森さんかなと思い、生返事をしながら視線を向ける。
と。
A『はーい、なんでしょ………えっ！？な、中原幹部……？こ、こんにちは…』
なんていう事だろう。
噂をすればって本当にあるんだ。
中｢まぁまぁ…。そんなに固くなるなよA。こっちも野暮用で来たんだ｣
な？
と微笑む中原幹部はやはりかっこいい。
それからざっくりと話を重ね、もう帰る。となった時。
珍しく恥ずかしそうにした中原さんが、徐ろに口を開いた。
中｢な、なぁ……A。これ実はな、お前に渡そうと思って来たんだよ。｣
さっきからチラチラ見てただろ？
なんて言いながら、此方にピンクコチョウランの花束を差し出した。
彼は…中原幹部は……この花に隠れた意味を知っているのだろうか。
というより、本当に私のだろうか。
聞きたいことが沢山あるが、なんとか声を絞り出した。
A『え……か、幹部…あ。……え、と。私が貰ってもいいんですか…？というか…何故私にこれを………』
不思議でしょうがない、という声色で問うた。
中｢もちろんだ。Aの為って言っただろ？そんなに疑うなよ。そんなに疑われっとこっちが悲しくなっちまうなァ…｣
なんて彼はわざとらしい演技をしてみせた。
それが余りにも言動と不釣り合いで。
思わず笑ってしまった。
中｢それだよそれ。俺が見たかったのはその笑顔なんだよ。｣
ニヤニヤした中原幹部が近づいてくる。
すると私の額に優しく接吻をした。
中｢なァ…その顔。俺、期待してもいいんだな？その花束が俺の気持ちだ。答えが決まったら俺んとこに来い｣
白い歯を見せて笑いくるりと背を向けてしまった。
ふふ、珍しく強引な幹部だったな。
言いたいことは言うのに、肝心な部分は言わない。
＿＿＿＿＿＿本当に狡い人だ。
貴方は私がなんて答えるか、本当は分かっているんでしょう？
フョードル・ドストエフスキーver.→←芥川 龍之介ver.
- 金 運: ★☆☆☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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水菜(プロフ) - 綾瀬川さん» 綾瀬川さん、リクエストありがとうございました！お話が完成いたしましたのでご報告させていただきます！ (8月26日 16時) (
レス) id: c1a8a22eac (このIDを非表示/違反報告)
水菜(プロフ) - 綾瀬川さん» 本当ですか、、ありがとうございます！条野さんですね、了解しました🥰 後で覗かせて頂きますね！ (8月23日 22時) (レス) id: c1a8a22eac (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬川 - すごいです、、、、 私は最近、利用し始めたので、こんなふうに書けるといいなって尊敬します！リクいいですか？できれば条野さんを書いてほしいです❗よろしければ私の作品も覗いてください、、、、 (8月23日 8時) (レス) @page6 id: 161a01b196 (このIDを非表示/違反報告)
水菜(プロフ) - 眠いちゃんさん» ありがとうございます！！全て…!?凄いロマンチストですね！尊敬します！ (6月8日 17時) (レス) id: c1a8a22eac (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 隠された意味全部分かったので私はロマンチストです() 最高過ぎます！！ (6月8日 13時) (レス) @page1 id: 07b28c2f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜 | 作成日時：2023年4月7日 16時
