【HQ】 I'm dying to meet you. ｢川西太一｣ (ページ26)

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手をとった。ページ26

今回のお話は会話文多めです💦
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川西side

その後は全てAが言った通りで、今に至る。

A｢なんか懐かしいなぁ、中学のときの太一って今より口数少なかったよね｣

川『あー、確かにそうかもしんないね』

A｢だよねー、でもさ中2の二学期だっけ？一目惚れって言われたときは思わず笑いそうになっちゃったな！｣

川『いや、笑い堪えられてなかったンデスケド』

A｢え？うっそでしょ！｣
ちゃんと堪えられてたもん、なんて頬を膨らますAは可愛い。

確かに一目惚れもあるかもしんないけど、1番最初に認識したの声だからな……

一耳惚れかも

A｢え……それほんとに言ってる？｣

あっ待って心の声漏れた。

川『さっきのお返し』
そういうともっと顔を紅くする彼女。

A｢っまぁね！？私も一目惚れでしたしー？入学式前の太一熟睡事件からずっとね！｣ﾄﾞﾔｧ

は…

川『えっ待って初耳なんだけどそれ』

A｢だって初めて言ったもん｣

川『えぇ……』

＿＿＿＿＿＿＿＿
ー数日後ー
～部室にて～
ため息をついて自分のロッカーの前に立つ。

そのまま何をするでも無く、ぼうとしながら突っ立っていると白布に話しかけられた。

白｢なぁ｣

川『なに？』

白｢そういうのやめてくんね？｣

川『と、いうと』

白｢お前、いつもよりも目が死んでんだよ。わかりやすすぎるのやめろ、少しは隠せよ｣それぐらいできるだろ、と。

天｢ナんか賢二郎今日あたり強くなーい？特に太一に｣

うんうん、最近あたり強くなったよね。

白｢そりゃあ、目に見えて俺元気じゃないですって言われるのは嫌でしょう｣

天｢んまァ、理由は聞かなくても察せそうだよネー｣

川『そんなこと言われましても……』

白｢や、お前の場合は理由が理由なんだよ、はよ戻れ｣

川『ンな無茶な……というかしらぶ、普通に考えてみ？せっっかく自分の大好きな彼女とさ？再開したっていうのに。直ぐに部活のコンクールで暫く離れ離れなんだよ？そりゃしょげルでしょ』

そう、もうあれからかれこれ1週間が経つ。
でも、再開できた日とその翌日しか一緒に居る時間が無くて。園芸部？の特別コンクールらしい。

白｢しょげるの言い方ムカつく｣

川『いやそこなの？？』

白｢………｣

川『えっ無視？太一君泣い…いや待ってごめんって』

すると、部室のドアがいきなり開いた。