12歩、 ページ15
Aside
あれから結構色々話して。
昔のことも喋ったりして……
というか、普通に私の考えてることはバレバレだったらしく、新汰からの計画も貰って。
あっという間に時間は過ぎていった。
そして新汰と別れてから早1週間ぐらい。
連絡もちょこちょこ取り合うようになって。
直ぐさま机に向かっては計画を順調に立てている
新汰から伝えられた計画は超単純。
内容は……
《突撃しろ！！！》
だった。
…は？
と、思ったかもしれない。
うん、ごめん私もそう思った。コイツ馬鹿じゃねぇのと。
いや、何だ突撃って……！
……新汰の言い分としてはこうだ。
【場所は何処でもいい。時間帯はやっぱり、部活後の自主練中とか土日だったら午前練とかがいいと思う。そこで呼び出して話せ。きっとアイツすげービックリするぜ】と。
うん
ノーコメで。
まぁ、新汰の言い分もわかる。十分参考にもなったしね。
ただ……
私が考えてる計画とは違うんだよねぇ♡←
っていうか、新汰の計画だと私だけがリスクのある……というか、それは私が振られる確率が上がるだけっていうか。
だから…
私の考えた計画は
今から1週間後……
いや、とりあえず明日の出掛ける準備して寝よう。
そうこうしてる間にもう深夜になっていた。カーテンを静かに開け、見えた星空は…
どことなく雲がかかっており、良く見えなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
川西side
髪よし。
身なりよし。
心の準備もよし。
話す準備も……うん、出来てる。
と思う。
計画はバッチリ。
まぁ、本当は普通に会って話せば良いだけなんだけどね。
俺にそんな度胸はないから。
寮の管理人さんに届出を出して、自分の育った場所へ向かっていく。
途中、白布に何かあんのかと追求されたが、『いや、今日会う相手怖い人だから。』
と伝えたら、鼻で笑われただけで済んだので良しとしよう。
あまり人気のないこの時間帯の電車に乗って、ようやくここまで来れた。
疲れてきた……寮を出てから2時間か…
でも本番これからだぞ！
＿＿＿Aがよく行く場所が変わって無ければいいな
会いたい。
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作者名：水菜 | 作成日時：2022年12月11日 16時
