22.変態ッッッ！！ ページ26
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爆豪はじっと俺を見つめていた。
「……ぁ、っ、」
言葉にならない声を漏らして、
俺は、居ても経ってもいられなくて、視線を逸した。
それでも突き刺さる視線を感じて、思わず身がすくむ。
爆豪が何も言ってこない。
彼は俺をどう、思っているのだろうか。
騙した、とでも思っているのか。
それとも……、
考えることを止めた。怖いから。これ以上何も考えないようにした。
沈黙が怖い。彼が何を思っているのかが怖い。逃げ出したかった。この場から去りたかった。でも、逃げてもなにも意味がない。拳をぎゅっと力強く握りしめた。
喋らなければ意味がないのに、俺は喋れなかった。唇が震える。ちょっとだけだけど、涙が出そうだったから、下唇を噛んだ。
恐怖心でその場に立っていると
「テメェ」
という声が辺りに響いた。
たった、三文字の言葉なのに、俺は怖くて怖くてビクッと肩を震わした。視線はそのまま下に向いていた。
「女、だったんか」
やっぱり気付いていたんだ。それはそうだよな、普通気付くよな。
さらに顔をうつむかせて下を、下を向く。
このあと、なに言われるのかな。
どんな言葉が待っているんだろう。
俺が返事をせずに黙っていると、次、彼が発した言葉は予想の斜め上をいく言葉だった。
「やっぱりな」
「……は？」
思わず声が出て、視線を爆豪に戻した。彼はただニヤリと口角を上げていた。やっぱり、俺の予想は的中だった、と。自身げに。
「前々から不思議には思ってた。
アホ面からの一緒に着替えようっていう誘いもなにかと理由をつけて断ってた。
なにか、見られたくないものがあるなとは思ってたが、真逆、そんなこととはな」
「……あのとき、よりも前から気付いてたのか？」
なんでそんなことを言うんだ。なんで俺を責めないんだ。
そんな考えは全て吹き飛び、質問をする。
「テメェが、女顔か、聞いてきたとき。
テメェが、俺を巻き込んだとき。
テメェの背中……触ったとき。
あんま、からだつきが男っぽくなかった……」
その一言に、俺は今までの感情なんて全て吹き飛んで、
わなわなと怒りを震わせて、
若干涙目で、こう叫んだ。
「爆豪の変態ッッッッッ！！」
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紫月@久遠低浮上，，(プロフ) - たい焼き(カスタード)さん» え！？え、ほんとにありがとうございます！！かなりぐだくだだなと思っていたので嬉しいです。ほんとですか！？ありがとうございます。 (2023年3月21日 19時) (
レス) id: e0176e1ea3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月@久遠低浮上，，(プロフ) - アップロードボタンを押します。それたら「この画像を利用する」というボタンを押してもらったらできると思います。説明下手でほんとすみません！！二次創作の場合は画像申請しとくのがおすすめです。男装系、いいですよねぇ。コメントありがとうございます！！ (2023年3月21日 19時) (レス) id: e0176e1ea3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月@久遠低浮上，，(プロフ) - 羽鶴さん» 返信めちゃくちゃ遅れました！！ｽﾐﾏｾﾝ!!えと、まずお話を追加のボタンを押す。次に内容(ここに話数の数字)という文字の下に設定とかのマークが出てきます。それの左から2番目を押します。押したら、「ファイルを選択」を押して写真を選び、(続きます) (2023年3月21日 19時) (レス) id: e0176e1ea3 (このIDを非表示/違反報告)
たい焼き(カスタード) - お話の内容が良すぎます！！男装系はちょっと苦手だったんですけどこの作品はスラスラ読めちゃいます！ (2023年3月21日 19時) (レス) @page13 id: 3273a8e32b (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - すみません……イメガってどうやりました？自分もヒロアカの小説書いてて、うちの夢主も男装してるので気になってこの作品見ました！面白いです！いやぁ男装系は良いですよね！良かったらイメガの載せ方教えて頂けると嬉しいです (2023年1月20日 20時) (レス) @page19 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
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