６ ページ8
.
中也にこんな言葉を云うと怒鳴られるんだろうけどまぁ、しょうがない……！！
「だって、本当のことじゃないか。私、君のことを余裕で見下ろせるのだよ、」
此方をみる彼の目は鋭く睨んでいるが、身長差があるため、私を見上げるしかないのだ。「君、私のことを見下ろしたことある〜〜？」更に煽ると「あるわ！！」という返事が帰ってきた。
「へぇ、どんなとき？」
「太宰がしゃがんだとき」
私がしゃがんだときしか見下ろせないとは……可哀想だ。嗚呼神よ、この哀れな低身長にどうか身長を恵んでやってください。
指と指をひとつづつ絡めて手を握り、晴天の空を見た。光が私に向かって照らされる。少々眩しい。
刹那、私の腹に蹴りが飛んできて＿＿＿私は其れを避けた。
「くっそ！！」
「言ったじゃないか。私は君の攻撃は間合いも呼吸を把握済みだって」
ふふん、と髪をかき分け余裕の笑みを浮かべるとまた蹴りが繰り出される。
「俺は！！これから成長期なんだよ！！！！！」
「とか云ったけど結局君、160cmしか伸びなかったじゃない」
その時。
「ヘイ！！其処のリスナー！！喧嘩は他所でしてくれ！！！！」
プレゼントマイクに止められてしまった。
中也はチッと舌打ちして繰り出そうとしていた蹴りを止める。
「5６番の君！！例の試験を始めよう、おっけーー！？」
「はぁい」
大人しくプレゼントマイクのあとを追った。
「其れじゃあ蛞蝓君！！もう二度と会わないように不合格になってくれ！！」
ばいばいと手を振って、走り去ると後ろから声が。
「手前が不合格になれ青鯖！！」
えーー、それは厭だな。だってそれじゃあ、私が中也の云うことをきいたみたいじゃないか。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しづ＠久遠と紫月のサブ(プロフ) - メガネです。さん» （ 太宰さんの足が凍り動けなくなった。というところを 太宰さんの足が凍った。氷は消えた。→それに驚くクラスメイトという形に其処だけ改変する事になりました。ほんっとうに申し訳ございません！！）此方こそ、丁寧に説明してくださり、ありがとうございました！ (2022年8月7日 18時) (
レス) id: cdc946147d (このIDを非表示/違反報告)
しづ＠久遠と紫月のサブ(プロフ) - メガネです。さん» サブ垢からの返信、失礼します。いえいえ、私の方こそまじでアホなので笑（すみません。太宰さんが障子さんを捕まえる設定の筈だったんですが、どうやって太宰さんが障子さんを捕まえるのか私の頭が回らなくて）続きます (2022年8月7日 18時) (レス) id: cdc946147d (このIDを非表示/違反報告)
メガネです。(プロフ) - 久遠@紫月低浮上，，さん» 何度も何度も口出ししてしまい本当に申し訳ないです…。私も割とアホなので間違ってるかもです（笑）これからも更新頑張ってください！！楽しみにしてます！！ご丁寧に返信してくださり有難うございます！ (2022年8月3日 20時) (レス) id: 38bed80537 (このIDを非表示/違反報告)
久遠@紫月低浮上，，(プロフ) - メガネです。さん» 指摘コメントは勉強になるなるので、嬉しいです。私、理解力が全然ないので異能でこういうことはできる、できない、がよくわかんなくなってしまうので。(つまり私がアホ) (2022年8月3日 8時) (レス) id: e0176e1ea3 (このIDを非表示/違反報告)
久遠@紫月低浮上，，(プロフ) - メガネです。さん» 太宰さんの足が凍った。でも触れているので氷は消えた。→それに驚くクラスメイト 中也さんと轟くんの戦いは普通に中也さんが勝って敵を捕まえる。その間に太宰さんが障子さん捕まえる。 というのに話を改善します。これだと可笑しくないと思うんですが。 (2022年8月3日 8時) (レス) id: e0176e1ea3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
