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五条がAをどうにかすると宣言した日。放課後、五条は一人で女子寮に来ていた。



「めんどくせーー」



自分で言ったのにやはりめんどくらいらしい。どうやら家入は居ないようだ。そのことを確認してから部屋の前に立った。



「おい、ひきこもり!!」



そして思いっきり叫ぶ。五条の性格なのでお察しの通り…………、ノックはしていない。


「…………」


耳を澄ましても辺りは静かだ。返答は帰ってこないよう。



「このまま返事しなかったら、この扉ぶち壊すけど?」



俺が五条家の人間だって、わかってるんだよな?と言う。脅しである。脅しでしかない。



「…………………。君は、」



数分後、いい加減壊してやろうかと五条が思ったときだった。ようやく彼女が喋る。


「強いんだね」


その質問に五条は首を傾げた。


「勿論だけど?だって俺達、最強だし」
「俺達?」
「俺と夏油。二人いれば最強」
「ふーーん」


五条の自慢話を聞く、扉越しに聞こえる彼女の声は、何処か楽しそうだった。



「なぁ、甘いものは好き?」
「好き!!」
「すごい食いつき。今、ショートケーキあるんだけど「食べる!!」……すごい食いつきだな」


「んー、じゃあ、後ろ向いて」



その命令に素直に答える。いいよ。という声に部屋の扉を見ると、袋が。その中にケーキが入っているようだ。



「それ、あげるから、今日は帰ってくんね?」
「帰る!!……てか、ひきこもりは食べねぇの?」
「食べない。いいよ、どうぞ遠慮なく」



その言葉に甘えて、五条は見事にケーキを持って帰っていった。





「………私の名前、槲Aだし。ひきこもりじゃないっつーの。
てか見事に引っかかってくれたな。甘い物あげる作戦。

これでうまく話題避けるか」





彼女のつぶやきは、五条に聞こえない。






次の日。五条はまたやってきた。ケーキの感想を言いに……らしい。そしてまた甘いものを貰った。
夏油が帰ってきた日。本日は余りにも甘い物の量が多かったので、廊下で食べていたということだ。










「…………、お前それ、話題避けられてるだけじゃん」






再び最強は、視線をそらした。





**
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好きです、貴方の手が!!【呪術廻戦】【五条悟】


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そしてお気に入り登録者数100人ごえ、ありがとうございます!!

・→←最強が廊下でケーキを食べている。



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作者名:久遠 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年3月26日 17時

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