海賊短編部屋 (ページ26)

今日:16 hit、昨日:6 hit、合計:30,493 hit

ポッキーゲーム2(イゾウ) ページ26

「なんですか？」

「俺は嫌ではないんだよな？」

そう言って口にポッキーを突っ込まれ、腰と頭をイゾウさんにがっしりと固定された。
周りは「ぉおーーーー！！！」なんて沸いていたけどそれどころじゃない。
しゃくしゃくしゃくとテンポ良く食べ進めるのでどんどん顔が近付いてくる。
胸をぐいぐい押すけどどうにかなるわけでもなく。

やばい。このままではキスしてしまう。
そう思い慌ててポッキーを噛み2つに割った。

「残念でしたね？」

もぐもぐしながら目の前のイゾウさんに向かって言うと少し機嫌の悪そうな顔し、ぐいっと引き寄せられキスされた。しかも口の中に残ってるポッキーの残骸を搔き出そうとする勢いで舌を突っ込んできてめっちゃ絡められる。

「ごちそうさん」

すんごい悪い顔で言いやがったよこの人。
むかつく。なんて思ってたら浮遊感に襲われビックリして思わず首に腕を回した。

「さて。部屋に行くか」

「なんで？！」

「いいじゃねぇか」

「よくないから！！！」

囃し立ててた連中はイゾウさんの大胆すぎる行動に呆気に取られている。
いや、助けて？！
そんな願いも虚しく彼の部屋までお姫様抱っこで連れていかれたのだった。

--------------------------------------------
この2人付き合ってません(笑)
ヒロインちゃん的には好きではないけど、かっこいい人認識です。