海賊短編部屋 (ページ22)

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覚悟2(シャンクス) ページ22

「ごめんなさい。赤髪さんが嫌いとかではないんだけれど……」

「そうか……」

やっと喋ってくれたらその一言のみで、それ以降はなんとなく食事をしてレストランを後にした。
今まで何回も断ったけど、こんな雰囲気になったのは初めてだ。
いつもたわいもない話をしながら家まで送ってもらっているから無言の空間が辛い。
傷付けてしまった？このままただ断り続けていていいの？

「A？」

「ぁ、ごめんなさい……」

無意識に腕を掴んでいた。
自分も驚いたけど、それ以上に赤髪さんが驚いていて目を見開いてこちらを見ている。

「どうした？」

「ごめんなさい、無意識に……」

「いや、これも悪くないが手を繋がないか？」

「うん……」

ふわっと笑う赤髪さんの顔がとてもきれいで断ることなんかできなかった。
わたしきっと思わせぶりな態度取っているんだろうな。
わかっているのに。申し訳ないと思っているのに。
でも彼の気持ちに応える覚悟ができない。
ぁあ、こんな自分が本当に嫌だ。

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さらっとする予定だったけど思った以上にうちの子の踏ん切りがつかなくて長引きそうな予感(笑)