海賊短編部屋 (ページ14)

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秘密の時間(サンジ) ページ14

「ねぇ、サンジくん」

「ん？どうした？」

「わたしのこと好き？」

今は深夜でみんなはもう寝ている頃だろう。
わたしは明日の仕込みをしているサンジくんにふと質問をしてみた。
案の定ぽかーんとした顔をしている。

「前よりは落ち着いたけど、他の女の人を見てデレデレしてばっかいるじゃない」

その対象は仲間であるナミやロビンも入っている。
わたしにはメロリンしないで普通に接してくれるから特別感を感じて嬉しい部分もあるけど、でもそれはそれとして面白いわけがない。

「悪い、嫌な思いさせちまって…」

「うん、嫌」

「…………………」

「で？質問の返事は？」

返事を催促すると溜息を一つ吐き、持っていた包丁を置いてわたしの前までやってきた。

「もちろん好きだよ」

座ってるわたしの目線に合わせて屈み、顎を持ち上げられキスをされる。
でもすぐに離れた。
少し寂しいなぁと思っていたら頭をポンポンと撫でられ

｢続きは仕込みが終わったらな｣

そう言って元いた場所に戻って作業を始めてしまう。
なんかすごい悔しい。
でも結局好きなんだもんなぁ･･･。

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船員達の個室がないので夜中のキッチンが2人っきりで過ごせる唯一の時間と場所。
その時のお話をかけたらなと。
サンジは本当に好きな人にはメロリンしないで、素で接していたらいいなぁと思いこうなりました。

ちなみに○○○で1番最初に好きになったのは彼です(笑)