新居 ページ4
リ「ここだ」
最上階まで階段を上がり、団長室を通り過ぎ、一番奥の部屋の前へとやってきた。
リヴァイがジャケットのポケットからカギを取り出し、ノブに差し込む。
リ「中にあった荷物はAの部屋に移されるそうだ。」
あ「私のお部屋は物置ですか…」
リ「良いだろ」
あ「まぁ…」
リ「開いたぞ。先に入れ。」
リヴァイはドアを開け、私を先に通してくれる。
あ「ありがと！」
一歩足を踏み入れ、部屋の中を見回す。
ベッドと机、本棚などの物しか無く、こざっぱりしている。
広さは団長室の3分の2くらい。
リ「掃除は済ませてある。荷物、ここに置くからな。」
あ「うん、ありがとう。貴方の荷物は？」
リ「今から取りに行ってくる。」
あ「手伝おうか？」
リ「ほとんど持ってくるものは無い」
あ「そっか。行ってらっしゃい。…あっ！」
リヴァイが出て行こうとした時、私はふと気づく。
リ「どうした？」
あ「あのさ…私の部屋からタンス…運んで来られないかなって…。タンス、あった方がいいでしょう？」
リ「そうだな…。運びついでにエルヴィンに言っておく。」
あ「ありがとっ！行ってらっしゃい」
完全にドアが閉まるまで私は手を振って見送る。
本を本棚に並べたり、ベッドを整えたり、掃除をしたりしてリヴァイを待つ。
その時、ふと、懐かしく思った。
リヴァイの家で一緒に暮らしていたころを…
私がまだ訓練兵にすらなっていなかったころ。
一人で留守番したり、買い物に行ったりして…
これから先、またあの日々が続くのかな。
お腹に子供がいるから、壁外に行くのは止められてしまうだろう。
私はこの子のそばでリヴァイたちの無事を祈って大人しく待っていなければならないんだ。
寂しいな…
リ「A！タンス運んできたぞ。」
あ「！？ もう！？」
リヴァイがドアを全開にし、エレンとミカサが私のタンスを抱えて部屋に入ってきた。
あ「あ、あっ…ごめんね、手伝わせちゃってっ」
私は何をすればいいかわからず、ただ、おどおどしていた。
ミ「大丈夫。どこに置けばいい？」
あ「えっと、じゃあ、ここに…」
エレ「ミカサ、後ろ気をつけろよ？」
ミ「分かった。エレンも、気を付けて。」
私はそんな二人を見て思う。
二人も、いつか結婚するのかなぁ、と。
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理緒乃(プロフ) - ＊全松ガール＊さん» 作者です、更新してなくてすみません…読み終わるとこの話は完結されていますか？というものが出て、そちらの票が多かったためそうなったのだと思います。まだ完結はしていませんので、続きをお待ちいただけると嬉しいです。 (2017年5月7日 21時) (
レス) id: 6cfe32a3a2 (このIDを非表示/違反報告)
＊全松ガール＊ - え？おわりなの？！ (2017年5月5日 23時) (レス) id: a07a2f44e1 (このIDを非表示/違反報告)
ハンジLOＶＥ - わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ続き気になります!楽しみにしているので、頑張ってくださいぃぃぃぃ！！！！！！ (2017年1月31日 22時) (レス) id: dcc2e7e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
螺朱來 - うおぉおぉぉおおおおお!？ ログインできないから続きが読めねぇぇえ!?あたし、ショック〜〜〜〜!?!?!!!!!! (2017年1月5日 18時) (レス) id: b06fbe9bb8 (このIDを非表示/違反報告)
理緒乃(プロフ) - ネットが壊れてたり、忙しかったりして更新が疎かになってしまいました…すみません。これから頑張りますね！ (2016年6月18日 21時) (レス) id: 540c24f042 (このIDを非表示/違反報告)
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