名前 ページ10
「敬語はもういい。俺のことは好きに呼べ。」
「らじゃ。じゃあ消ちゃんで。」
「頭割るぞ。」
「いたたたた！！！好きに呼べって言ったじゃん！」
今俺たちは、リカバリーガールのところに向かっている。どうやら俺の顔は見るに堪えない程酷いらしく、手っ取り早く直してもらうようだ。もはや怪我人扱いとは・・・死柄木君、キミ、もうちょっと見た目気使お・・・・。
先程引き取ってもらったから、付き添いは相澤先生。凄く面倒臭そうだ。それでも付いてきてくれるのだから、やはり優しい人なんだけれど。
偶に・・・いや、基本、理不尽な人である。
「じゃあ・・・父さん？」
「父親になるつもりはねぇ。」
「なら、消太さん。」
「名前にさん付けか・・・。」
「ダメ？うーん、そうだなぁ・・・。」
しかもワガママ。このまま呼び名が決まらずリカバリーガールのところについてしまいそうだ。
考えるのが段々面倒になってきた。もうあれだ。適当に決めてしまえ。
「消にい。はい、これで決定。」
「なんだそれ。」
「もーこの議論面倒臭い。呼び名なんでなんでもいいし、ズバっと決めて固定した方がいいって。」
「確かに、そっちの方が合理的か。」
「そうそう。」
消にいの言った通り、俺たちの考え方は大体合っているようで。そうと決めればトントン拍子で話が進んでいく。とても楽だ。
「お前の名前も後で考えなきゃな。」
「え？変えるの？」
「当たり前だろ。死柄木弔なんて物騒すぎる。どうせ国籍作るんだし、もっとヒーローっぽい名前にしろ。」
確かに。俺は死柄木弔だって意識が強すぎて名前を変えようなんて思いつきもしなかった。
誰が名前をつけてくれるんだろう。
やっぱり消にいかな。そうだといいなぁ。
「着いたぞ。リカバリーガールのとこだ。」
あの戦いで壊れなかった校舎の一室に、リカバリーガールはいた。
おお、原作で見たまんまだ。ちっちゃい。
「えと、初めまして。ななしです。これから消にいに名前つけてもらう予定です。よろしくお願いします。」
「おやおや、そうかい。よかったねぇ。ちゃんとつけてやるんだよ、イレイザーヘッド。」
「俺かよ・・・。」
自己紹介を適当に済ませて、早速治療してもらう。
「ああ、こりゃ結構体力つかうね。ベッドに寝な。そのまんま寝ちゃっていいよ。」
そこまで傷付いてんのか・・・。
「了解です。よろしくお願いします。」
「はいよ、それじゃ、はじめるさね。ちゅー。」
ーーー
文字数
眼鏡キャラは眼鏡取るとイケメンになるって相場が決まってる→←黎明
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リオ(プロフ) - ラエルさん» ありがとうございます(*´ω｀*)頑張ります∠( 'ω')／ (2017年4月27日 12時) (
レス) id: 8b02b8a005 (このIDを非表示/違反報告)
ラエル(プロフ) - 更新頑張って (2017年4月26日 17時) (レス) id: c066254747 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ゆずゆすさん» ありがとうございます(*´ω｀*)出だしとネタが思い浮かんだ時、自分って天才なんじゃないかと思いました。冷静になってから読み返すとオールさんこんな話し方しないなって思いました。笑っていただけたようで良かったです・・・！！ (2017年4月25日 0時) (レス) id: 8b02b8a005 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずゆす - 話を見る前にオール・フォー・ワンの言葉でツボったwヤベェこの話だけで腹筋割れるわw (2017年4月24日 19時) (レス) id: ce47e5f8db (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*´ω｀*)そう言っていただけてとても嬉しいです（血涙）更新頑張りますー！！ (2017年4月23日 21時) (レス) id: 8b02b8a005 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リオ | 作成日時：2017年4月15日 3時
